
こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しているスイコーの澤口(一級建築士、宅地建物取引士)です。
今回のテーマは
仙台で成年後見制度を利用する際の手続き費用と期間
成年後見制度を使うにはどれくらい時間と費用がかかる?
成年後見制度は「資産を守る仕組み」として重要ですが、実際に家庭裁判所へ申立てを行うと、一定の費用と期間がかかります。仙台市で制度を利用する場合に必要な手続きの流れと、想定される費用・時間を整理しました。
申立にかかる主な費用
仙台家庭裁判所へ法定後見(後見・保佐・補助)や任意後見監督人選任の申立てを行う際には、以下の費用が発生します。
1. 印紙・郵券類
申立手数料(収入印紙):800円
連絡用の郵便切手:数千円(裁判所ごとに指定)
2. 医師の診断書・鑑定費用
診断書:1通あたり5,000円~10,000円程度(医療機関による)
鑑定(必要な場合のみ):約5~10万円(専門医による判断能力鑑定)
3. 登記手数料
成年後見登記費用:2,600円(収入印紙)
4. 任意後見契約の場合の公証役場費用
公正証書作成手数料:1万1,000円~数万円(契約内容・文書枚数による)
公証人手数料規程に基づき加算あり
後見人等への報酬
制度が開始すると、後見人・監督人に対して毎月または年ごとに報酬が発生します。
基本報酬の目安:月2万円前後
財産規模や業務量により増額される場合あり(資産が多い場合や不動産処分が絡む場合など)
報酬額はすべて家庭裁判所が判断し、本人の財産から支払われます。
手続きにかかる期間
実際に後見開始までどのくらい時間がかかるのか、全国統計を参考にすると次のとおりです。
2か月以内に終了する割合:約72%
3か月以内:約87%
鑑定が必要となるケースや、不動産売却・資産が多いケースでは3~6か月程度かかることもあります。
仙台家庭裁判所でも、おおむね同様の目安で進行します。
スムーズに進めるためのポイント
1.診断書を早めに準備
→ 医療機関での発行に時間がかかることがあるため、事前予約を推奨。
2.不動産や預貯金の資料を整理
→ 登記簿謄本、固定資産評価証明書、預金通帳コピーなどをそろえておく。
3.不動産処分の予定がある場合は計画を明確に
→ 裁判所の許可申立てが別途必要となるため、資金計画と併せて準備。
4.仙台市成年後見総合センターで事前相談
→ 費用負担や制度選択(任意後見/家族信託との比較)を含めて整理できる。
まとめ
成年後見制度を仙台で利用する場合、
- 申立費用は数万円~十数万円(鑑定の有無で差)
- 後見人等の報酬は月2万円前後(財産規模に応じて増減)
- 期間は2~3か月が目安(ケースによっては半年程度)
というのが実務の標準です。
**大切なのは「資産が凍結する前に準備すること」**です。任意後見や家族信託なども組み合わせながら、最適な方法を選択することが、ご自身やご家族の安心につながります。
次回は「成年後見制度と家族信託・任意後見の比較表(仙台版)」をわかりやすくまとめます。
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