
こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しているスイコーの澤口
(一級建築士、宅地建物取引士、Affiliated Financial Planner)
です。
今回のテーマは
仙台市で成年後見制度・任意後見・家族信託を組み合わせた最適プランの考え方
高齢化が進む仙台市では、認知症による資産凍結や不動産売却の停滞を防ぐために、成年後見制度・任意後見・家族信託をどう活用するかが大きな課題です。
それぞれ単独でも機能しますが、組み合わせることで今から将来まで切れ目なく安心を確保するプランが可能になります。
1. 制度の特徴を再確認
・成年後見制度(法定後見)
判断能力が低下した後に裁判所が後見人を選任。法的に強力だが柔軟性に欠け、費用も発生。
・任意後見
元気なうちに公正証書で契約。将来に備えて「誰に・何を任せるか」を自由に設定可能。発効には家庭裁判所の監督人選任が必要。
・家族信託
判断能力があるうちに財産を家族に信託し、柔軟な運用・承継が可能。不動産売却や収益物件の管理に強み。
2. ライフステージ別の最適プラン
プランA:現在は元気だが将来に備えたい(60代)
任意後見契約 … 将来に備えて公証役場で契約
見守り契約・財産管理契約 … 日常の安心と当面のサポート
家族信託(必要に応じて) … 不動産や資産運用を子へ任せる準備
→ 将来のリスクに対応しつつ、生活の安心も同時に確保。
プランB:不動産を所有し、相続や売却を見据えたい(70代)
家族信託 … 仙台市内の自宅や収益物件を子どもに託し、売却や賃貸も柔軟に対応
任意後見契約 … 判断能力が低下した際に財産管理や医療契約を補完
成年後見制度(法定後見) … 万が一制度の利用が必要になった場合に備え、相談ルートを確認
→ 不動産の柔軟な活用と法的安定性を両立。
プランC:判断能力の低下がすでに進んでいる場合(80代以上)
成年後見制度(法定後見) … 家庭裁判所に申立て、財産管理や生活支援を確保
家族信託は利用できない(契約時に判断能力が必要なため)
任意後見契約も発効できないケースあり
→ この場合は成年後見制度が中心。ただし早めの準備なら、家族信託や任意後見で柔軟な対策が可能。
3. 仙台市での相談の流れ
1.仙台市成年後見総合センターで制度選択の相談
2.**仙台市内の公証役場(合同・一番町・本町)**で任意後見・財産管理・見守り契約を作成
3.司法書士・弁護士に相談し、不動産を含めた家族信託を設計
4.必要に応じて仙台家庭裁判所へ申立て
4. 最適プランを考えるポイント
・資産の性質(預貯金中心か、不動産中心か)
・家族構成(子どもが同居か、遠方か、親族関係は円満か)
・将来設計(在宅生活か施設入居か、相続の意向はどうか)
→ これらを踏まえて、制度を単独で使うのではなく「組み合わせ」で設計することが重要です。
まとめ
仙台市で安心して老後を迎えるには、
・今の生活を支える 財産管理契約・見守り契約
・将来に備える 任意後見契約
・不動産や承継に強い 家族信託
・最後のセーフティネット 成年後見制度
を適切に組み合わせることがポイントです。
「今から」「将来も」「最後まで」切れ目なく備えることが、家族の安心につながります。
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