
こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しているスイコーの澤口
(一級建築士、宅地建物取引士、Affiliated Financial Planner)です。
今回のテーマは
仙台市で任意後見契約を結ぶ手続きと公証役場での流れ
任意後見契約とは?
任意後見契約は、判断能力が十分なうちに「将来、もし判断能力が低下したときに備えて、誰に財産管理や生活支援を任せるか」を決めておく契約です。
公正証書として公証役場で作成し、本人が元気なうちに準備しておくことで、将来の資産凍結リスクを避けられます。
仙台市での任意後見契約の流れ
1. 事前準備
任意後見人候補を選ぶ
→ 信頼できる家族や親族、または弁護士・司法書士など専門職を選びます。
契約内容を整理する
→ 財産管理(預金・不動産・証券)、医療契約や生活支援など「何を任せたいか」を明確に。
必要書類の用意
→ 戸籍謄本、印鑑証明書、住民票などが必要です。
2. 公証役場での契約作成
仙台市内の公証役場(例:仙台合同庁舎内の仙台公証役場)にて、公証人が契約書を作成します。
公証人との事前打合せ:契約内容・委任範囲・報酬の有無を確認。
公正証書の作成:公証人立会いで署名押印し、公正証書として契約が成立。
登記手続き:公証役場から法務局に登記され、将来の発効に備えます。
3. 契約発効のタイミング
任意後見契約は結んだ瞬間から効力が発生するのではなく、
本人の判断能力が低下
家庭裁判所に任意後見監督人を選任申立て
があって初めて効力が生じます。
費用の目安(仙台の場合)
公正証書作成手数料:1万1,000円~数万円(契約内容や文書枚数による)
登記手数料:2,600円(収入印紙)
監督人報酬:月1~2万円程度(家庭裁判所が決定し、本人の財産から支払)
※弁護士や司法書士に契約内容の設計を依頼する場合は、別途数万円~十数万円の費用がかかります。
仙台での相談窓口
仙台市成年後見支援センター:制度選びの相談が可能
仙台公証役場:契約内容の相談・契約手続き
仙台家庭裁判所:任意後見監督人選任の申立
スムーズに進めるためのポイント
- 早めに候補者と話し合い、「任せたいこと」を共有する
- 公証役場へは事前予約のうえ、契約内容を下書きして持ち込むと効率的
- 不動産や金融資産がある場合は、司法書士や弁護士と連携して契約内容を調整
まとめ
仙台市で任意後見契約を結ぶには、
- 信頼できる任意後見人候補を選び
- 公証役場で公正証書を作成
- 将来、家庭裁判所の監督人選任で発効
という流れになります。
「判断能力があるうちに備える」ことが何よりも重要です。
家族信託や成年後見制度と併せて、自分に合った資産管理の仕組みを早めに準備することが、安心した暮らしにつながります。
次回は「任意後見契約と財産管理契約・見守り契約の違い」について解説します。
付録:仙台市内の公証役場一覧(2025年最新)
以下は、仙台市内にある公証役場の基本情報(所在地・電話番号)です。任意後見契約や公正証書作成時などにご活用ください。

※出典:仙台合同公証人役場HP、仙台一番町公証役場HP、仙台本町公証役場HPより
補足情報
仙台合同公証人役場 は複数の公証人が在籍しており、担当者によって連絡先が異なります。訪問・相談前に、誰宛にするか確認すると丁寧です。
仙台一番町公証役場 および 仙台本町公証役場 は、仙台駅からのアクセスもよく、任意後見だけでなく各種公正証書の作成に対応しています。
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仙台不動産情報ライブラリー
(運営:株式会社スイコー)の
澤口(さわぐち)でした。
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