
こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しているスイコーの澤口(一級建築士、宅地建物取引士)です。
今回のテーマは
中古マンション選びで見落とされがちな「階高」の重要性とは?
~給排水配管の位置で変わる暮らしの快適性と将来の安心~
中古マンションを探す際、多くの方が間取りや価格、築年数などに目を向けます。しかし、見落とされがちな「階高(かいだか)」こそ、実は暮らしの快適性や将来的なメンテナンスのしやすさに大きな影響を与える重要なポイントです。
特に、階高によって「給水・給湯・排水」の配管位置が異なり、その違いが住まいの使い勝手やリフォームのしやすさにも直結します。今回はその違いと、階高を見極める方法について詳しく解説します。
そもそも「階高」とは?
階高とは、ある階の床面から、上の階の床面までの高さのことです。これに対し、天井高は床面から天井までの高さを指します。つまり、階高 = 天井高 + 床下や天井裏の設備スペースという関係になります。
階高が高いマンションほど、床下や天井裏にゆとりがあり、配管などの設備を収納しやすくなります。一方で、古いマンションでは階高が低く、配管スペースが限られているため別の構造が採用されているケースが多くなります。
配管構造の違いとその影響
マンションでは、主に以下の2つの構造があります。
◉ 古いマンションに多い「直床・直天井」構造
給排水管が階下の天井裏に通されている
メリット:天井高が確保しやすい、建築コストが抑えられる
デメリット:配管トラブルが階下に影響しやすい、配管交換時に共用部工事が必要になる場合も
◉ 比較的新しいマンションに多い「二重床・二重天井」構造
給排水管が各住戸の床下に配置されている
メリット:配管の交換・点検が専有部分内で完結、リフォームの自由度が高い
デメリット:建築コストが高い、場合によっては足音が響く「太鼓現象」のリスク
知っておきたい階高の“見分け方”
「このマンションは階高が高いのか?」「配管は床下?天井裏?」を見分けるには、次のポイントをチェックしましょう。
1. 物件概要資料や図面で確認
販売図面や設計仕様書に「階高」や「天井高」が記載されていることがあります。
目安としては、階高が2,800mm以上あれば二重床の可能性が高くなります。
2. 見学時の観察
点検口(トイレや洗面所など)を見て、配管が見えるかどうかを確認しましょう。
床に段差があったり、厚みを感じる場合は二重床であることが多いです。
3. 管理会社や施工会社に直接問い合わせ
竣工図面や修繕記録に「直床」「二重床」の情報が残っていることがあります。
疑問点は不動産会社を通じて確認しましょう。
スイコー不動産からのアドバイス
仙台市内でも、1980~1990年代のマンションでは階高が低い構造が多く見られます。一方、2000年代以降のマンションでは二重床・二重天井の採用が一般的です。
将来リフォームを検討される方、配管のメンテナンス性を重視される方には、階高が高く、配管が床下にある構造のマンションを選ぶことをおすすめします。
当社では、物件案内の際に階高や配管構造の確認もサポートしております。
中古マンション選びで後悔しないために、ぜひ専門的な視点から物件を一緒にチェックしましょう。
まとめ
階高と配管構造は、目に見えにくいものですが、住まいの「快適性」と「将来の安心」に直結します。中古マンション選びでは、見た目や価格だけでなく、構造的な違いにも注目して判断することが重要です。
仙台エリアでの住まい探しやマンション選びについて不安や疑問がある方は、どうぞお気軽にスイコー不動産へご相談ください。
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