エアコン設置が法令違反になることも?

猛暑が続く中、エアコンが必需品になりました。以前は簡単に設置できていたものの、現在はきちんとした手続きが必要です。
知らないと大変に! エアコン設置で法令違反になるかも

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しているスイコーの澤口(一級建築士、宅地建物取引士)です。

 

今回のテーマは

エアコン設置が法令違反になることも?

~石綿含有建材の事前調査は義務です~

6月なのに、この仙台で真夏日が続き、暑さに飼い猫達も食欲不振になっています。

顧客さんからエアコン設置依頼が入りだしました。

 

さて、住宅にエアコンを設置するだけで、法令違反になることがあると知っていますか?

 

2021年4月1日より、石綿(アスベスト)含有建材に関する規制が強化され、建物の解体や改修工事だけでなく、外壁に穴を開ける程度の軽微な工事でも「石綿含有建材の事前調査」が義務化されました。

 

これは、戸建て住宅にエアコンを設置する際に配管用の穴を外壁に開ける工事も対象となるため、知らずに違反してしまう事例が全国的に増加しています。


調査は「石綿含有建材調査者」の有資格者しかできません

石綿含有の有無を確認するには、「一戸建て石綿含有建材調査者」や「一般建築物石綿含有建材調査者」などの専門資格を持つ調査者による事前調査が必須です。

 

しかし現場では、以下のような問題が散見されます。

家電量販店やリフォーム業者が資格を持たないまま調査を行っている

建材に石綿が使われている可能性があるにも関わらず、調査をせずに穴を開けて施工している

調査の必要性をお客様に説明せず、設置工事に進んでしまうケースも

 

このような場合、法令違反だけでなく、空気中に石綿を飛散させて健康被害のリスクが発生するおそれもあります。

施行時期と施行内容

石綿含有建材事前調査の施行時期と施行内容の一覧
石綿含有建材事前調査の施行時期と施行内容

特に注意すべきは、昭和~平成初期に建てられた住宅

昭和30年代から平成初期にかけて建てられた住宅では、外壁材や下地材に石綿を含む建材が使用されている可能性が高いです。

 

例としては以下の建材が該当します

押出成形セメント板

窯業系サイディング

吹付け仕上げ材(リシンなど)

石綿スレート板

該当する住宅においては、たとえ小さな穴を開けるだけの作業でも、事前調査が必要です。

 

※建物の状況によっては、必ずしも調査が必要ではありません。


家電量販店では法令遵守の動きが進んでいる一方で…

最近では、大手家電量販店では以下のような取り組みが進んでいます。

建築図面や建築年の確認

石綿有無に関する顧客への事前ヒアリング

必要に応じて工事延期や専門調査の実施

一方、対応が不十分な業者や無資格施工者による法令違反行為やリスク無視の施工が後を絶たないのが現実です。


安全・安心なエアコン設置のために、私たちができること

スイコーでは、住宅のリフォームや設備工事において、石綿含有建材調査を必ず専門資格者が行うことを徹底しています。

私たちは、家電量販店では難しい建築的視点からの調査と提案が可能です。

 

「見えない部分だからこそ、確実な対応を。」

 

健康被害を未然に防ぎ、住まいの安全を守るために、私たちはすべての住宅工事に責任を持って取り組んでいます。


ご相談・調査のご依頼はお気軽に

エアコン設置に限らず、外壁の穴開け・配線・配管などの工事をお考えの方は、

まずはスイコーへご相談ください。

 

石綿含有建材調査(有資格者対応)

エアコン設置に関する建築的助言

建物の年代・図面の確認支援

適正価格での安全工事の提案

※不動産事業者間の情報が毎日届くAI情報ツールは

下記よりご利用下さい。

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澤口(さわぐち)でした。

 

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