業者によって差が出る現場調査
これからリフォームを検討している方に向けて、 業者選びで最も差が出る“現場調査”についてお話しします。
リフォーム業者は「専門家」ばかりではない
住宅リフォームを行う業者には、実はさまざまなタイプがあります。
建設業法では、許可がなくてもできる工事が多いため、 極端に言えば 今日から「○○リフォーム」と名乗って営業開始することも可能 です。
一般の方は「建築士」という資格をご存じだと思いますが、 リフォーム業者の中で 建築士事務所として登録している会社は多くありません。
そのため、業者によって工事の考え方や方法は本当にバラバラです。
私自身、住宅建築一筋でやってきましたが、 異業種の業者が行う“常識外”の施工方法に驚かされることもあります。
もちろん「それはダメだろう…」というケースが多いのですが、 中には「なるほど、そういう考え方もあるのか」と学ぶこともあります。
実は一番差が出るのが“現場調査”
リフォームの良し悪しは、
現場調査の質でほぼ決まる と言っても過言ではありません。
● 無料調査の場合
無料で行う現場調査は、どうしても
- 限られた時間
- 目視中心
- 担当者の経験と勘頼り
になりがちです。
担当者の力量によって、見落としや判断の差が大きく出ます。
● 有料調査の場合
一方、有料の現場調査は
建築士事務所に所属する建築士が行うことが多い のが特徴です。
建築士は個人の経験だけでなく、
以下のような公的機関が蓄積した最新の知見を継続的に学んでいます。
- 建築士の定期講習
- 日本建築防災協会の耐震改修講習
- 住宅リフォーム推進協議会の情報提供 など
これらには、
現場調査のポイントや判断基準が体系的にまとめられています。
つまり、
建築士による調査は“根拠に基づいた判断”ができる のです。
医療に学ぶ「専門性」の重要さ
医療の世界には、日本医学会をはじめ、 ウイルス学会・感染症学会など100以上の専門分野があります。
それぞれが研究を重ね、医療の質を高めています。
一方、住宅リフォームには「リフォーム学会」のような組織はありません。
既存住宅を扱う難しさがあるため、 現時点では建築士や関連団体が最新知見を担っている状況です。
リフォームの目的によって調査内容は変わる
現場調査は、
「なぜリフォームするのか」
「どんな不具合があるのか」
によって、調査範囲も方法も変わります。
- 見た目を整えるだけなのか
- 老朽化の原因を突き止めたいのか
- 構造的な安全性を確認したいのか
目的によって必要な調査はまったく違います。
まとめ:業者選びは“現場調査の質”で判断する
リフォームは、工事そのものよりも
最初の現場調査が最も重要 です。
調査の質が低いと、
- 見落とし
- 誤った判断
- 不適切な工事
につながり、結果的に余計な費用やトラブルを招きます。
業者を選ぶ際は、
「どんな現場調査をしてくれるのか」
をぜひ確認してみてください。
あなたの住まいを守るための大切な一歩になります。
お好みの方法でご相談ください。
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澤口(さわぐち)でした。
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