【これからリフォーム検討の方へ】国の“長寿命化リフォーム”補助制度(※過去資料で45億円規模の予算例)をご存じですか?
こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
を運営しているスイコーの澤口
(一級建築士、宅地建物取引士、Affiliated Financial Planner)
です。
今日は、これからリフォームをご検討の方向けに、国が後押ししている補助制度をご紹介します。
テーマは、既存住宅を“長寿命化・省エネ化”して、将来の資産価値にもつながるリフォームです。
制度名:長期優良住宅化リフォーム推進事業
この制度は、
インスペクション(現況検査)を行い、性能向上リフォームや三世代同居対応、子育て世帯向け改修、防災・レジリエンス性向上など、一定の要件を満たす取り組みに対し、国が費用の一部を支援するものです。
「個人の家のリフォームに国がお金を出すってすごいですよね?」
…ただし、“何でも対象”ではありません。
国の目的は、良質な既存住宅ストックを増やし、流通もしやすくすること。そのために条件が設定されています。
まず押さえる要件(ここが肝)
補助対象になるには、ざっくり言うと「次の全部(要件1〜4)を満たすこと」が基本です。
- 住戸面積等の要件(例:延べ面積55㎡以上等)
- 対象となるリフォーム工事であること(性能向上/三世代同居/子育て/防災・レジリエンス 等)
- 工事後の住宅が、制度が定める住宅性能の評価基準に適合すること
- 工事着手前にインスペクション(現況検査)を実施し、維持保全計画と工事履歴を作成すること
ここで大事なのが、あなたの原稿にもある 「性能向上等」の考え方です。
制度の中核は、特に 劣化対策・耐震性・省エネルギー性などの“性能が確保される改修”にあります。
(出典:国土交通省公表資料より)
「うちは長持ちさせたいのに、なぜ対象外?」が起きる理由
結論だけ言うと、“長持ち”の定義が制度の基準(評価基準)に合っているかどうかです。
例えば、見た目の更新(内装の模様替え中心)だけでは、制度が求める
耐震・劣化対策・省エネといった性能項目の向上として評価されにくいケースがあります。
そして国がこの制度で狙っているのは、リフォーム後に
良質な既存住宅ストックになり、将来的に売却する際にも中古住宅として流通しやすくなること。
この“流通性”が、不動産実務的にも重要ポイントです。
いくらもらえる?(目安)
補助額は事業タイプにより上限が示されています(代表例)。
- 評価基準型/提案型:上限 80万円/戸
- 認定長期優良住宅型:上限 160万円/戸
- 条件により 50万円を上限に加算(三世代同居、若者・子育て世帯、既存住宅購入者など)
また、補助率は原則1/3が示されています。
注意点として、1申請あたり補助金額が10万円以下(補助対象工事費等が30万円以下)は対象外です。
申請は誰がする?(ここは誤解が多いです)
この制度の「申請者」は、基本的に
事業者登録をしたリフォーム工事の施工業者や買取再販業者です。
(=施主様が“個人で直接申請する”というより、登録事業者が手続きを進める形が中心)
「予算45億円」の根拠
この「45億円」は、国交省の参考資料に「令和2年度予算案:45億円」と明記されています。ただし、最新年度の運用は、受付期や枠、ルールが更新され得ます。最新情報は公式ポータルで確認をしてください。
さいごに
「うちのリフォームは対象になるの?」「耐震・断熱・劣化対策、どこを優先すべき?」
このあたりは、建物の状態・築年数・改修目的で変わります。
インスペクション前提で“補助制度に乗せる設計”ができるかどうかで結果が変わることが多いので、検討中の方は早めにご相談ください。
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