これまでのトイレでは健康維持が難しい
トイレ・浴室の使いやすさは「健康」と「自立」を支える大切な要素
前々回の記事「健康で快適な暮らしを実現する8項目(column155)」の中から、3つ目のテーマである 「トイレ・浴室の利用しやすさ」 について、より深くお伝えします。 タイトルは 「これまでのトイレでは健康維持が難しい」 です。
なぜトイレ・浴室の使いやすさが重要なのか
高齢になると、トイレや浴室の利用が不自由になりがちです。
すると、
- 我慢してしまう
- 清潔を保ちにくくなる
- 日常生活のストレスが増える
といった問題が起こり、生活の質が大きく低下します。
国土交通省の「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」でも、次の点が強調されています。
- 自分でトイレを利用できることは、自立した生活に不可欠
- トイレや浴室を適切に使えることは、健康維持に直結する
- 排泄介助のしやすさが、在宅で暮らし続けられるかどうかを左右する
つまり、トイレと浴室は「生活の中心」と言っても過言ではありません。
(国土交通省公表資料より引用)
高齢期になる前に整えておきたいポイント
トイレや浴室を使いやすくするために、ガイドラインでは次のような取り組みを推奨しています。
1. 夜間でも寝室からトイレへ行きやすい動線づくり
暗い中での移動は転倒リスクが高まります。
照明の工夫や動線の短縮が重要です。
2. バリアフリー化で安全性を高める
手すりの設置、段差の解消、滑りにくい床材など、
「安心して使える環境」を整えることが欠かせません。
3. ヒートショックを防ぐ温熱環境の確保
浴室・脱衣室・トイレの温度差を小さくすることで、
冬場の事故を防ぎます。
リフォーム・中古住宅購入・新築計画にも役立つ視点
これらのポイントは、リフォームを検討する際はもちろん、 中古住宅の購入や新築の間取りを考える際にも非常に役立ちます。
「今はまだ大丈夫」と思っていても、将来の暮らしやすさを左右する大切な視点です。
すでに高齢期に入っている場合の工夫
すでに高齢期を迎えている方には、次のような方法もあります。
- 1階の和室を寝室に変更する
- 押入れをトイレに改修する
こうした工夫により、夜間の移動距離が短くなり、
転倒や不安の軽減につながります。
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