仙台市内の資産価値がない中古住宅物件からお宝物件を発掘
です。
仙台の中古住宅購入前に耐震性能を考える
最近の新築住宅では、耐震等級3クラスをうたう住宅を広告などで目にする機会が増えました。
それだけ、住宅をつくる側も、購入する側も、耐震性能への関心が高まっているということだと思います。
では、中古住宅を購入する場合、耐震性能をどのように考えればよいのでしょうか。
その判断材料として参考になるのが、日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協)が公表している耐震診断データです。木耐協の調査では、1950年〜2000年5月までに着工した木造在来工法・2階建て以下の住宅について、日本建築防災協会の一般診断法に基づく診断結果が集計されています。
(日本木造住宅耐震補強事業者協同組合公表資料より引用)
築浅になるほど耐震性は向上する傾向
木耐協の調査では、建築年が新しくなるほど平均評点が上がり、築浅になるほど耐震性が向上する傾向が示されています。
特に2000年着工の住宅は平均評点が1.007となっており、調査対象の中で初めて平均で評点1.0超に達しています。
耐震診断の判定は、評点により次のように分けられます。
1.5以上:倒壊しない
1.0以上:一応倒壊しない
0.7以上1.0未満:倒壊する可能性がある
0.7未満:倒壊する可能性が高い
という考え方です。
「新耐震」でも安心しきれない理由
ここで注意したいのは、1981年6月以降の“新耐震基準”で建てられた住宅でも、すべてが十分な耐震性能とは限らないという点です。
国土交通省の資料でも、1981年以降2000年までの木造住宅については、旧耐震よりは改善している一方で、接合部の仕様や壁配置バランスなどに課題が残るケースがあることが示されています。さらに、2000年基準以降は接合部の仕様等が明確化され、倒壊率が低いとされています。
つまり、
「新耐震だから大丈夫」ではなく、1981年〜2000年の住宅は個別に見極めることが大切です。
資産価値ゼロ評価の住宅にも“お宝”はある
不動産評価上、古い木造住宅は建物価値がほぼゼロと見なされることがあります。
特に旧耐震基準(1981年5月31日以前)の住宅は、建物としての資産価値がつきにくいケースが少なくありません。
しかし、だからといって、すべてが「買ってはいけない家」というわけではありません。
中には、耐震補強によって評点1.0以上を目指せる物件もあります。
立地が良く、土地値で購入でき、さらに適切なリフォームと耐震改修で安全性を高められるなら、そうした物件はむしろ“お宝物件”になる可能性があります。木耐協の調査でも、旧耐震・新耐震を通じて建築年や仕様によって性能差が大きいことが示されており、築年数だけで一律判断しないことが重要です。
仙台市では耐震診断・改修の支援制度もある
仙台市では、昭和56年5月31日以前に建てられた木造の個人住宅・2階建て以下など一定条件を満たす住宅に対して、戸建木造住宅耐震診断支援事業を実施しています。自己負担額の目安は14,850円〜17,600円(税込)です。
また、仙台市の耐震診断で上部構造評点1.0未満と判断された住宅などを対象に、耐震改修工事補助もあります。補助額は、対象工事費144万円までの5分の4、上限115万円が基本です。
中古住宅を検討する際は、
購入価格+通常のリフォーム費用+耐震改修費用
まで含めて総額で判断することが大切です。
まとめ
中古住宅の価値は、
「古いからダメ」
「新耐震だから安心」
と単純に分けられるものではありません。
築年数からおおよその耐震性を把握しつつ、必要に応じて耐震診断を行い、改修費も含めて検討することで、
市場では見落とされている“お宝物件”を見つけられる可能性があります。
仙台市内で中古住宅の購入をご検討の方は、
価格や立地だけでなく、耐震性まで含めて物件を見極めてみてはいかがでしょうか。
お好みの方法でご相談ください。
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