
こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
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スイコーの澤口です。
今回のテーマは
戸建住宅を相続したら?必要な手続き費用とその後の維持コストについて
戸建てを相続したら最初に知っておきたいこと
親から家を相続したとき、単に「住むか売るか」を考えるだけでは済みません。
戸建住宅を引き継ぐには、相続手続きに伴う費用がかかり、
さらに長期間の維持費用も発生します。
将来のトラブルを防ぐためにも、最初にしっかりと費用感をつかんでおきましょう。
【1】戸建住宅の相続にかかる手続き費用
① 登記費用(相続登記)
登録免許税
→ 固定資産税評価額の0.4%
(例)固定資産税評価額1,000万円の場合 → 4万円
司法書士への依頼報酬(任意)
→ 5万円~10万円程度(難易度によって変動)
※2024年4月から、相続登記は義務化され、正当な理由なく3年以内にしないと**過料(最大10万円)**が科されます。
② 相続税(対象者のみ)
基礎控除額を超える場合に発生します。
基礎控除=3,000万円+(600万円 × 法定相続人の数)
一般的に、戸建一軒だけの相続では、相続税がかからないケースも多いです。
相続税申告は10か月以内に必要です。
※相続税申告が必要な場合は、**税理士費用(15万~30万円程度)**も想定しましょう。
【2】相続後にかかる維持コスト
戸建住宅を相続したあと、住まない場合でも定期的な費用負担が発生します。
① 固定資産税・都市計画税
毎年必ず納付。
目安:年間10万円~30万円程度(立地・土地建物の評価額による)
※空き家でも、固定資産税はかかります。
② 住宅のメンテナンス費用
建物を放置すると、傷みが進行し資産価値が大きく下がります。
例)屋根・外壁の修繕、シロアリ対策、雑草除去など
目安:数万円~数十万円/年(必要に応じて)
③ 火災保険・地震保険
空き家状態でも自然災害リスクは存在します。
保険の見直し、必要に応じた加入継続が推奨されます。
目安:年間1万円~5万円程度
④ その他(状況に応じて)
空き家管理サービス利用費(月額1万円前後)
防犯対策、草刈り代行、郵便物管理など
【3】まとめ:相続した戸建をどうするか、早めの判断を!
戸建住宅の相続は「資産」と思われがちですが、維持するために想像以上のコストと管理負担がかかります。
放置してしまうと、資産価値低下だけでなく、近隣トラブルに発展するリスクも。
✔ すぐに住む予定がない
✔ 維持が難しそう
✔ 売却や活用を検討したい
そんな方は、専門家への早めの相談をおすすめします。
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