耐震診断とインスペクションは違う 仙台不動産情報ライブラリーcolumn829

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

 

 

本日は

戸建住宅を所有の方向け

耐震診断とインスペクションは違う

 

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。


一般的なインスペクションと性能向上インスペクションそして耐震診断


中古住宅の売買において

 

インスペクションの実施の義務化は

 

されてはいませんが

 

不動産業者から中古住宅購入者へ

 

インスペクションのあっせんの

 

説明が義務化されたことで

 

インスペクションについて

 

理解された住宅購入者は

 

費用がかかっても

 

インスペクションにて安心を

 

購入されてようとします。

 

 

しかし、不動産流通における

 

インスペクションは1次インスペク

 

ションであり、基本的な要素だけ

 

の調査です。

 

 

国はその上に2次インスペクション

 

そして性能向上インスペクション

 

と3段階にてインスペクションを

 

定義しています。

 

 

一般的なリフォーム工事ならば

 

2次インスペクション

 

既存住宅の性能を高める上で必要

 

になるのが性能向上インスペクション

 

になります。

 

 

これっ!

分かり難いですよね!

 

国は数年前から既存住宅の

 

住宅性能を向上させるリフォームを

 

普及させようと

 

長期優良住宅化リフォーム推進事業

 

を実施しています。

 

 

この制度により住宅の性能を向上さ

 

せる上で必要となる調査が

 

性能向上インスペクションという

 

位置づけになります。

 

 

これらとはまったく別に

 

耐震診断という調査があります。

 

 

大規模地震による建物の倒壊など

 

から人命を守るため

 

住宅の耐震化が進められています。

 

 

仙台市では、地震が多いことから

 

積極的に推進されており

 

住宅の耐震化が進んでいる都市に

 

なっています。

 

 

その耐震化に用いられているのが

 

「木造住宅の耐震診断と補強方法」

 

という図書です。

 

 

これは、「建築物の耐震改修の促進

 

に関する法律」により耐震改修支援

 

センターとして指定された

 

(一財)日本建築防災協会

 

にて発行されています。

 

 

耐震診断そして耐震改修を行う

 

業者は「木造住宅の耐震診断と

 

補強方法」をガイドラインとして

 

います。

 

 

仙台市では「戸建木造住宅

 

耐震改修工事補助金交付事業」

 

を実施しています。

 

 

該当する住宅の場合には

 

補助金の交付を受けられます。

 

 

このようにインスペクションと

 

耐震診断は似たようなことを

 

している様ですが、まったく違う

 

行為になります。

 

 

また、鉄筋コンクリート造など

 

他の構造における耐震診断と

 

補強方法についても

 

(一社)日本建築防災協会

 

が発行している図書を用いて

 

います。

 

 

インスペクションと似たような

 

名称で住宅業者や不動産業者が

 

調査を実施ているケースもある

 

ようです。

 

 

それらについては、どのような

 

エビデンス(根拠)を元に実施して

 

いるのか不明です。

 

 

中古住宅を購入する場合にしても

 

住宅リフォームを依頼する場合に

 

しても、調査についての

 

エビデンス(根拠)を具体的に

 

お聞き下さい。

 

 

その説明にご納得できることが

 

まず最初の一歩になります。

 

 

その上でご自宅に長く住むのであれば

 

耐震診断によりご自宅の耐震性能を

 

把握し、性能向上インスペクションに

 

より断熱性能や省エネ性能、

 

劣化対策などを計画して

 

リフォームされるのが安心です。

 

 

 

 

中古を買ってリノベという

新しい住生活スタイル

 

 

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

(運営:株式会社スイコー)の

澤口(さわぐち)でした。

 

何かご不明な点等は

お気軽にご連絡ください。

Tel:022-374-0011