こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
これから住宅購入を検討の方向け
日本だけのハウスメーカー
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
アメリカは木造住宅が多い
20年ほど前に
リフォーム事業の研究開発のため
アメリカへ何度か行きました。
初めて行った時に
到着時の研修で
最も驚いたのが
アメリカには日本のような
ハウスメーカーがないという
ことでした。
アメリカ合衆国は
各州が国のようなものだから
という話しがあったのですが、
フォードなどの自動車メーカー
家電品のGE
ホテルチェーン
ウォールマート
当時急成長しているホームデポ
など全米に店があるので
不思議に思ったものです。
日本は、戦時中に大都市が
空襲で焼け野原になり
復興からの住宅供給において
従来の木造住宅では
大工をはじめとする担い手が
戦争で少なくなっていること
などから大きな問題になって
いたのです。
そこで、国の後押しにより
簡易的に作れる住宅として
プレハブ住宅が誕生したのです。
東日本大震災の時の仮設住宅の
供給においても大活躍したのが
プレハブメーカーだったことを
記憶に新しいかと思います。
アメリカでは、
そのような住宅需要や供給体制
の問題がなかったことで
従来型の住宅建築が改善され
つつ進化してきた状況です。
そのような背景があって
日本のような特殊な状況に
なっていないようです。
日本のハウスメーカーの多くは、
工場にて部材等の生産を行い
建築現場での施工日数を
短縮化することを実現しています。
しかし、それはハウスメーカーそれぞれ
の特徴のある建築資材開発でもあり
汎用性が少ないというデメリット
があります。
当社のお客様の中には
ハウスメーカーにて新築住宅を
購入された方がたまに
いらっしゃいます。
その時に特殊な施工をしている
ハウスメーカーの建物の場合には
対応できない場合があるのです。
工法が特殊だったり、部材を調達
できなかったりするからです。
木造の在来工法のハウスメーカー
の場合ならば、市場に流通している
汎用性のある部材で対応できること
が多いので、その場合には
ご要望にお応えできています。
欧米では新築よりも
中古住宅の流通が活性化しており
リフォーム、リペア、メンテナンス
にて住み繋いでいくことが当たり前
になっています。
特殊な工法や部材を用いていない
からこそ、市場競争原理が働いて
柔軟に進化成長しているから
なのかもしれません。
日本は、森林資源が豊かであり、
建材や住設機器などにおいて
市場に流通する汎用性の高い
資材が多くあります。
大量生産大量消費の時代が
終焉を迎え、
多様なニーズに対応することが
求められるようになりつつあります。
これからの時代には、
高度経済成長時代に確立した
日本独特の住宅供給の仕組みのままか
それともアメリカのように
地元の風土に合わせつつ
汎用性の高い住まいづくりの仕組みに
変化した方がいいのか
空き家の増加に歯止めがかからず
家余りの時代になった今日
住宅購入の考え方についても
従来型に縛られずに
長期的視点にて考えてみることも
必要ではないでしょうか。
中古を買ってリノベという
新しい住生活スタイル
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
(運営:株式会社スイコー)の
澤口(さわぐち)でした。
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お気軽にご連絡ください。
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