こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
住まいづくりに影響、一級建築士不足へ
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
一級建築士試験合格
先日、令和2年一級建築士設計製図
試験の合格者発表がありました。
3,796人が合格しました。
学科試験そして設計製図試験を
通しての合格率は10.6%
直近5年間の合格率は
平成28年 12.0%
平成29年 10.8%
平成30年 12.5%
令和元年 12.0%
令和2年 10.6%
という推移です。
一級建築士試験には、学歴や
二級建築士などの受験資格が
必要です。
つまり建築に関する一定レベル
の知見を有している人が
受験をしていることになります。
それでいて合格率が10%ちょっと
という状況なのですが、
これを多いと思いますか?
それとも少ないと思われましたか?
さて、一級建築士設計製図試験の
合格者発表と同じ日に
令和2年度一級建築士の懲戒処分
について公表されているのです。
3名の一級建築士が懲戒処分を
受けています。
処分に際し実名が公表されています。
処分を受けた上で
ネット上に実名が公表されるので
なかなか消えずに残るという
罰になっています。
建築士法に違反したのだから
当たり前という意見が
多いのでしょうが、
これを重たく感じる人も
少なからずいると思います。
建築士法は何度となく
改正されています。
それは改正の度に
建築士の負担や義務が
増える方向にあることを指します。
そして罰則が重く課せられて
いるのに報酬が低く抑えられて
もいます。
このような状況なので
一級建築士の試験に合格しても
一級建築士としての業務を
行わない人が増えているのです。
(出典:国土交通省公表資料より)
この図は、登録している
一級建築士約36万人のうち
業務を行える所属建築士が
約14万人しかいないことを
表しています。
そして所属建築士の6割が
50代以上になっていること
も表しています。
20代、30代の一級建築士が
とても少なくなっており、
現状でも一級建築士が不足
しつつあるので危機的状況に
なるということです。
これからの
住まいづくりにおいて
かかりつけのお医者さんのような
一級建築士を見つけることは
かなり難しい時代になって
いきますね。
中古を買ってリノベという
新しい住生活スタイル
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
(運営:株式会社スイコー)の
澤口(さわぐち)でした。
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