こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
安心できる職人さんに頼みたいお客様向けに
多能工ってどんな職人
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
大量生産なら分業による効率化がよかったけれども
の続編として多能工について
まとめてみました。
建設業界は
大きく土木と建築に分類されます。
先日、仙台市内の土木系の
建設会社が倒産したニュースを
テレビで見ました。
公共工事の減少が
招いた現象のようです。
土木工事は、
ダムや河川堤防、道路、トンネル、
橋、港湾、上水道、下水道など
インフラに関わる工事が主なので
公共工事への依存度が高くなります。
これから先は、更に厳しい環境に
なって行きそうです。
さて、その建築業界ですが、
建設業法では建設工事の種類を
29種類に分類しています。
総合的な企画、指導、調整の元に
土木工作物を建設する工事を
土木一式工事
総合的な企画、指導、調整の元に
建築物を建設する工事を
建築一式工事
この2つの総合的な工事種類と
27種類の専門工事にて
構成されています。
昔からある職種として
大工工事(大工)
左官工事(左官)
石工事(石工)
がありますが、
比較的新しい職種として
電気工事
鉄筋工事
などがあります。
昔は電気がなかったですし、
無筋コンクリートで
基礎を作っていました。
戦後からの復興により
住宅不足が深刻化している中で
住宅も大量生産が必要となり
分業化が進んでいきました。
分業化ということで
様々な専門職工が
誕生したということです。
しかし、大量生産大量消費の時代が
過ぎ去った今日、
そして超高齢社会になり
人口減少経済の中において
分業化から誕生した専門職が
その専門の工事作業だけで
食べていけるのかが
難しくなっています。
昔は、大工が穴を掘って基礎をつくり
屋根を葺いたりしていたのです。
これからの時代においては
フローとなる新築よりも
ストックになっている既存住宅を
有効活用する時代でもあります。
そう考えると、
細分化して専門に特化した職人よりも
幅広い対応力がある多能工(多技能工)
の方が活躍できる場が多いと
見通せます。
ただ、ここで注意しなければならない
のはDIYではないということです。
自分の家を自身にて修理や維持管理、
リフォームするのであれば
DIYショップにて工具や資材を
買い求めて工事しても
法令の範囲内であれば問題ありません。
これを商売としておこなうには
その法令の範囲内をきっちり把握した
上で必要な手続きを行った上で、
施工しなければならないのです。
例えば
「水道の蛇口を交換する」
この程度であれば誰でも出来そうな
気がしますが、その場合には、
水道法令による対応が必要なのです。
飲み水として使用する水道の工事を
水道工事の知識が浅い人に任せる
のは、家族の健康を知らない人に
委ねるようなことです。
電気のスイッチboxを交換するのも
電気工事士でなければいけません。
更に
やっていい
やってだめ
というコトだけではありません。
エアコンを取り付けることにより
建物の構造を痛めたり
断熱性能を悪くしたり
ということも起きているのです。
その職人?さんが
その問題を知らずに
平気で行っていたとしたなら
怖くありませんか。
このように何でも作業する人達の
ことを多能工と呼んでいることが
あるのです。
手先が器用で
身体を動かす仕事が好きで
見よう見まねだけで
商売にしている
職人モドキの人がいるので
注意が必要です。
当社の場合には、
多能工は、多技能工という位置づけ
であり、基礎から学んだ職人です。
ベテランになった職人だったとして
継続的に勉強することが必要に
なっています。
どのような経歴を持つ職人なのかを
確かめることも
安心して工事を任せるポイントでは
ないでしょうか。
中古を買ってリノベという
新しい住生活スタイル
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
(運営:株式会社スイコー)の
澤口(さわぐち)でした。
何かご不明な点等は
お気軽にご連絡ください。
Tel:022-374-0011