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建築士は使い物にならない 仙台不動産情報ライブラリーcolumn669

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

 

 

本日は

住宅業界内の裏話に興味がある方に

 

建築士は使い物にならない

 

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。


一級建築士の懲戒処分(令和2年9月)


国土交通省が令和2年9月8日に

 

一級建築士の懲戒処分について

 

公表しています。

 

 

これは、建築士法第10条の規定に

 

より、中央建築士審査会(8月31日

 

開催)の同意を得て、免許取消処分

 

及び業務停止処分を8月31日付け

 

で行ったという内容です。

 

 

今回の懲戒処分では、

 

5名が対象になっています。

 

 

内3名は同じ大手住宅会社に

 

所属する一級建築士であり、

 

免許取消処分です。

 

 

他の2名は、業務停止4月、

 

業務停止1月の処分です。

 

 

前回の公表された懲戒処分でも

 

大手住宅会社に勤務する

 

一級建築士が免許取消処分

 

になっていました。

 

 

大手住宅会社勤務の

 

一級建築士の免許取消処分が

 

続いていることは、

 

住宅業界内に大きな波紋を

 

起こしています。

 

 

当社も一級建築士事務所として

 

複数の建築士が所属しており、

 

コンプライアンスを遵守するよう

 

指導していますが、

 

徹底・維持していくには

 

ひとりひとりの倫理観を高める

 

指導を続けなければ難しいと

 

感じています。

 

 

建築士は、建築士としての業務

 

である設計並びに施工監理

 

(施工管理とは別)等を行うにあ

 

たり建築士事務所に所属している

 

ことが法律で定められています。

 

 

(建築士事務所に所属していない

 

建築士が、建築士としての業務

 

を行うと法令違反)

 

 

そして、建築士事務所に所属す

 

る建築士は、3年毎に定期講習

 

を受講し、講習後の考査に合格

 

しなければなりません。

 

 

この定期講習では、

 

近年特に倫理観・モラルについ

 

て時間を割いて指導を受ける

 

ようになっています。

 

 

裏返して考えてみると

 

建築士の法令違反が目立つ

 

ということなのでしょう。

 

 

長年、建築業界向けの

 

雑誌を出版している方に

 

「建築士の資格があっても

 

使い物にならない人が多い」

 

と意見されたことがあります。

 

 

”使い物にならない”

 

という意味は、

 

現場施工のことを知らなく

 

段取りすることができない

 

という意味でのことです。

 

 

確かに、図面作成ばかりしている

 

建築士の場合には、

 

そのような人が

 

多いかもしれません。

 

 

でもそれは、

 

住宅建築の進化と共に複雑化し、

 

分業化にて対応していく

 

環境下にあって

 

やむを得ない側面がある

 

からだと考えます。

 

 

また、建築士になるのは

 

ゴールではなく、

 

スタートラインでしかありません。

 

 

建築士になってから

 

見えてくる光景があると

 

思うのです。

 

 

建築士になる勉強も大変ですが、

 

建築士になってからの方が

 

すべき課題が増え

 

そのための学習が何倍にも

 

膨れ上がっていきます。

 

 

法令等の改正や

 

新しい法令も施行されて

 

いきます。

 

 

それらについても

 

学習しなければなりません。

 

 

そして何よりも

 

建築士法の罰則規定が

 

厳格化されて

 

責任が重たくなっています。

 

 

一方で、

 

住宅建築において

 

特にリフォーム関連については

 

民間の任意資格が数多くあります。

 

 

そのような資格が増殖する背景

 

には、建築士の資格を取得する

 

ハードルが高すぎることや

 

責任が重たいことがあります。

 

 

1日の講習などで貰える

 

資格がけっこうあります。

 

 

資格をお金で購入していると

 

言われても否定できないような

 

印象です。

 

 

建築士になるには、

 

一定レベルの受験資格が必要

 

であり、そして建築基準法、

 

建築士法、都市計画法などの

 

建築に関連する法令、

 

構造や建築計画、施工などの

 

学術面の基本的なことについて

 

の知識等が必要です。

 

 

そのような基本を習得し、

 

倫理観・モラルを高め

 

その上で続々と開発されて

 

くる建築に関する新たな技術

 

等を学んで実務に活かしてい

 

くことが建築士に求められて

 

いることです。

 

 

懲戒処分が続いていることや

 

業界に精通している人からの

 

厳しい意見もあるように、

 

建築士に対する風当たりが

 

強くなっている印象ですが、

 

我々としては

 

これまでとおりに

 

学習を継続して

 

お客様に喜んで頂ける

 

住まいづくりのお役立ちを

 

していく所存です。

 

 

中古を買ってリノベという

新しい住生活スタイル

 

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

(運営:株式会社スイコー)の

澤口(さわぐち)でした。

 

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