こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
これから新築するあなたに
来年4月の義務化に備えるため
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
購入する家の一次エネルギー消費量を確かめる
前回記事の補足情報です。
令和3年4月1日から義務化される
省エネ基準の適否の説明における
その省エネ基準のキモになるのが
一次エネルギー消費量です。
「一次エネルギー」って何か
ご存知だったでしょうか?
「一次エネルギー」とは、
石油・石炭・天然ガスなどの
化石燃料、
ウラン鉱石のような原子力燃料、
水力・風力・地熱・太陽光など
自然から得られるエネルギーの
ことを指します。
これらを変換・加工して
得られるエネルギー
(電気、灯油、ガス等)を
二次エネルギーと言います。
都市ガスについては石炭を原料に
加工して作っていたガスから、
天然ガスへの転換が全国的に
進んでいるため、その場合に
は一次エネルギーになります。
仙台市ガスも天然ガス化工事
により一次エネルギーへ転換
されています。
電力については、
発電所の熱効率の効率化
(一次エネルギーの単位1を消費して
得られる二次エネルギーの単位を1に
近づける取り組み。)
が進められており、
送電による損失も減らす取り組みが
行われつつあります。
ここまでの話でイメージ
出来たかと思いますが、
建築物では二次エネルギーを
多く使用しています。
二次エネルギーはそれぞれ異なる
計算単位で使用されているために
建築物の消費量の比較が難解です。
そのため一次エネルギー消費量へ
換算することによって、
建築物の総エネルギー消費量を
同じ単位で求めることにより
比較可能な状況にし、
エネルギー消費量の多い建築物を
減らそうというのが国の政策です。
その方法としては暖房設備・冷房
設備・換気設備・照明設備・給湯
設備の年間の一次エネルギー消費
量を計算します。
生活の多様化にて家庭のエネルギー
消費量が多くなっていることや、
先進国の中で一次エネルギー自給率が
低すぎる日本。
二酸化炭素排出により
地球温暖化が進み
気候変動による災害が増加している
と言われています。
住宅が大きな影響を及ぼしている
ことなど、社会問題化するまで
まったく考えてもみなかった
ことでした。
未来への豊かな生活と
安定を考える時に
住宅の基本性能を高めて
一次エネルギー消費量を減らすことが
重要な課題になっているのです。
来年4月からの義務化ですが、
これから住宅を購入予定の場合には
一次エネルギー消費量について
住宅業者に説明を受けましょう。
中古を買ってリノベという
新しい住生活スタイル
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
(運営:株式会社スイコー)の
澤口(さわぐち)でした。
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