高さに差がある宅地の危険性 仙台不動産情報ライブラリーcolumn616

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

 

 

本日は

仙台市内に住宅用地を探している

30代夫婦向け

 

高さに差がある宅地の危険性

 

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。


仙台市内の土地探しで重要なポイント


冒頭の画像のような

 

石積みの擁壁が仙台市内の団地内に

 

まだ残っています。

 

 

その多くが40年以上も前の

 

工作物であり、調査すると

 

危険な状況にあることが

 

珍しくありません。

 

 

そのような擁壁は、

 

造り変える必要があるのですが、

 

家が建っていると

 

難しい場合があります。

 

 

更地になっていたとしても

 

鉄筋コンクリート擁壁に造り変えるには

 

解体撤去費用も嵩み

 

かなりの金額になります。

 

 

そのために、建物だけを解体し、

 

古い擁壁のままの宅地が

 

売却物件になっているケースが

 

まれにあります。

 

 

このような物件は、

 

価格が安くても飛びついて

 

購入するのは考えものです。

 

 

また、コンクリートブロック造積み

 

擁壁(間知ブロック等)や

 

鉄筋コンクリート造の擁壁も

 

安心という訳でもありません。

 

 

建築基準法により

 

2mを超える擁壁は、

 

構造計算を行い確認申請を

 

受ける必要があります。

 

 

ということは

 

2mに満たない擁壁の場合には、

 

構造計算を行っていないかも

 

しれないのです。

 

 

もしも構造計算を行わずに造った

 

擁壁だとしたならば、

 

業者の「経験」と「勘」で造られた

 

ということになってしまいます。

 

 

法令上は問題がないとしても

 

これって怖くありませんか?

 

 

もしも擁壁が崩れて家が傾いたら

 

大変なことになってしまい

 

ますよね。

 

 

それでは2.1mだったら?

 

 

構造計算を行い

 

確認申請を経て

 

工作物として擁壁を造れば

 

相応の費用がかかります。

 

 

少しでも安く済ませたいと考え、

 

複数の業者に相見積したところ

 

1社が他社よりも100万円以上も

 

安い金額提示だった。

 

 

そして、その業者へ発注。

 

 

その業者は高低差2mに満たないと

 

誤って判断していたために

 

見積金額が低くなっていただけで

 

構造計算も確認申請もせずに

 

そのまま施工してしまった。

 

 

このようなことが

 

起こりえるのが

 

建設業界でもあります。

 

 

仙台平野という平らな土地が

 

多い地域でありながら、

 

山側に団地造成が拡大していった

 

仙台市の住宅宅地は、

 

擁壁とは切っても切れない

 

間柄と言えます。

 

 

東日本大震災や1978年宮城県沖地震

 

における崖地の住宅被害が

 

記憶に残るところですが、

 

崖地に家が建っていないから安心

 

ということではありません。

 

 

鉄筋コンクリート造の擁壁であっても

 

工作物である以上、必ず劣化していく

 

ものです。

 

 

仙台市内に土地を購入する場合には、

 

土地の広さや形状、利便性だけに

 

囚われず、ハザードマップの確認

 

そして土地の形質の状況なども

 

きちんと調べることが大切です。

 

 

 

 

中古を買ってリノベという

新しい住生活スタイル

 

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

(運営:株式会社スイコー)の

澤口(さわぐち)でした。

 

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