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宅建士は建物に詳しくないかも 仙台不動産情報ライブラリーcolumn583

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

 

 

本日は

宅建士は建物に詳しくないかも

 

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。


資格の存在理由が分かると安心


前々回、前回と宅建士という

 

資格を取得することについて

 

記事を書いてみました。

 

 

その宅建士の資格試験では

 

50問の出題があのですが、

 

問題は

 

「宅建業法」

「法令上の制限」

「権利関係」

「税金その他」

 

の4つの科目になっています。

 

 

「宅建業法」は不動産取引に

 

関する法令などについての

 

出題です。

 

 

宅建士としての業務を行う

 

上で基本がちりばめられて

 

います。

 

 

「法令上の制限」は建築基準法、

 

都市計画法など不動産に関わる

 

関係法令についての出題です。

 

 

範囲が幅広いため深掘りした

 

出題にはなりません。

 

 

「権利関係」は民法や借地借家法

 

などです。過去問の出題が少なく

 

国語力を試される問題文になって

 

います。

 

 

読み間違い、読み落とし、思い込

 

み、決めつけ、勘違いなどで

 

間違いやすい科目でもあります。

 

 

「税金その他」については、

 

固定資産税や不動産取得税、

 

印紙税など不動産取引に関わる

 

税制のことなどお金に関する

 

出題です。

 

 

宅建士の資格試験は、

 

大まかでこのような構成に

 

なっているのです。

 

 

「法令上の制限」の出題範囲の

 

中に建築基準法が入っていま

 

すが、出題数は少なく、

 

道路に関する制限

用途制限

建ぺい率

容積率

高さ制限

 

などの建築基準法の集団規定

 

からの出題になっています。

 

 

ここ大事なポイントです。

 

 

建築基準法には、建築する

 

上での条文には、「集団規定」

 

「単体規程」の大きな2つに分か

 

れています。

 

 

建物そのものについての性能

 

とか制約されることなどが

 

「単体規定」になります。

 

 

宅建士の資格試験では、

 

このようなことまでは

 

出題されないようです。

 

 

つまり宅建士になるには、

 

建物についての基本的な知識

 

を資格上では学習しなくても

 

済むということです。

 

 

建築士資格試験の

 

学科試験では

 

「計画」

「環境・設備」

「法規」

「構造」

「施工」

 

のように大きく5科目に

 

分かれています。

 

 

「法規」の中で「単体規定」

 

「集団規定」について問われる

 

だけでなく、他の科目におい

 

ても「単体規定」に関わる内容

 

について、それぞれの科目の

 

側面からの出題になります。

 

 

この違いから

 

お分かりいただけるものと

 

思うのですが、住宅(建築物)

 

に関して宅建士の資格を

 

持っているだけでは

 

さほど詳しいとは言えない

 

ということです。

 

 

しかし、家を購入する時に

 

担当する営業マンの多くは

 

宅建士だったりしますよね。

 

住宅関連の資格は、

 

国家資格以外にも数多くあり

 

ます。

 

 

それぞれの資格には、

 

存在理由が必ずあります。

 

 

名刺に資格名を書いてあるこ

 

とだけで、営業マンや担当者

 

を信じてしまわずに、

 

その資格はどういう資格なの

 

かについて説明を受けてみて

 

はいかがでしょうか。

 

 

その資格があることで

 

いったい何が出来るのか

 

それは、どんなメリットを

 

私に与えてくれるのか

 

納得いく回答を得られたら

 

安心ですよね。

 

 

 

 

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

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澤口(さわぐち)でした。

 

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