こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
シロアリと外壁塗装の関係は?
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
家を長持ちさせるためのメンテナンス
前回の記事にて
シロアリが住宅の構造耐力を
弱くすることをお伝えしました。
それをもう少し分かりやすく
イメージして頂くために
新築を建てる際に選ぶ人が
着実に増えてきている
「長期優良住宅」
として認定される技術基準
にて解説してみます。
家を長持ちさせる上での
技術基準のカテゴリーが
「劣化対策」
になります。
図をご覧下さい
(出典:国土交通省公表資料より)
建築基準法レベルなのが
劣化対策等級1
それよりもレベルの高い
2世代の耐久性50~60年
程度の技術基準が
劣化対策等級2
その上の
3世代の耐久性75~90年
程度の技術基準が
劣化対策等級3
長期優良住宅の認定を受ける
には、劣化対策等級3に加え
てプラスαの措置が求められ
ています。
現代社会において
新築で建てた家を子ども世代
そして孫世代まで住み継いで
いくことは少なくなっている
ので、そこまでの耐久性は
必要がないというお考えの施
主もいらっしゃいます。
しかしながら、人生100年
時代ということもあり、
居住年数が50年を超えてい
くことも珍しいことではない
ために劣化対策が必要になっ
ているのです。
マンションの場合には、
共同住宅として定期的な
メンテナンスに加えて
修繕積立金による大規模修繕
が計画的に実施されていきます。
戸建住宅の場合には所有者の
ペースにてメンテナンスを
施すため、ついつい先送りに
なってしまいがちです。
そのために費用が余計にかか
ってしまうケースも発生して
いるのです。
図に話しを戻しますが、
劣化対策等級の項目は
a.外壁の軸組等
b.土台
c.浴室及び脱衣室
d.地盤
e.基礎
f.床下
g.小屋裏
になっています。
家を長持ちさせるためにと
屋根とか外壁の塗装を
訪問販売業者から営業を
受けたりすることがある
かもしれませんが、
この項目には外壁の軸組は
ありますが、
屋根材や外壁材
その表面等については
まったく触れられていません。
屋根材や外壁材そのものを
劣化させないために塗装を
施すことは大切なことです。
しかし、それ以上に家を長
持ちさせる上で重要な部位が
あるということなのです。
シロアリが発生するこの時期
に外壁屋根塗装のリフォーム
工事の依頼も多くなります。
シロアリと外壁塗装には
直接の関係はありませんが、
時期が重なることが多く
いずれも家を長持ちさせる
という目的から行われている
傾向があるので、
あえてお伝えしてみました。
家を長持ちさせる上での
重要度としては
シロアリ対策(防蟻) > 外壁塗装
なのです。
(出典:国土交通省公表資料より)
この図は、長期優良住宅の
認定を受ける上で劣化対策
等級3に加わる追加措置の
の項目です。
メンテナンスし易い家である
という概念です。
それから下部の「参考ポイント」
をご覧下さい。
「防腐・防蟻剤を用いずに
長期優良住宅の基準を満たすには」
と解説が書かれています。
防蟻剤とはシロアリを防ぐための
薬剤になります。
これを用いずに劣化対策等級3を
確保するには、更にハードルが高
くなっているということです。
当然、工事費にも影響を及ぼしま
す。
住宅を長寿命化させるために
このような基準が設定されている
のです。
長期優良住宅ではなく、
劣化対策等級1にて新築した住宅
の場合で、家を長持ちさせるために
は、長期優良住宅以上に定期的なメ
ンテナンスが必要であり、
シロアリに住み着かれないように
定期的な防蟻処理が必要です。
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
(運営:株式会社スイコー)の
澤口(さわぐち)でした。
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