住宅業者選びの重視ポイント 仙台不動産情報ライブラリーcolumn533

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

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スイコーの澤口です。

 

 

本日は

住宅業者選びの重視ポイント

 

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。


やっぱり住宅性能が大事


住宅金融公庫がこの4月に公表した

 

「2020年度における

住宅市場動向について」

 

によると

 

一般消費者が住宅事業者選びで

 

重視するポイントは次の図のよ

 

うになっています。

(出典:住宅金融公庫「2020年度における住宅市場動向について」)

1位が「建物の性能」です。

58.0%

 

2位が「住宅の立地」49.2%

 

3位「デザイン」40.4%

 

4位「住宅の価額や手数料」30.1%

 

5位「設備の性能」26.1%

 

と続いています。

 

 

昨年同様に「建物の性能」

 

トップになっており、

 

性能についての意識が高いこと

 

が分かります。

 

 

次の図は「建物の性能」

 

重視するポイントについての

 

調査結果です。

(出典:住宅金融公庫「2020年度における住宅市場動向について」)

「高耐久性」74.1%

「耐震性」68.1%

「省エネルギー性」40.9%

「通風・換気性」22.1%

「劣化対策」18.8%

 

と続いています。

 

 

「高耐久性」が最も多くなって

 

いるのですが、この「高耐久性」

 

とはどのようなことを指すのか、

 

そして消費者がどのような認識

 

またはイメージを持っているのか

 

がよく分かりません。

 

 

「高耐久住宅」のようなネーミング

 

の住宅販売をしているハウスメー

 

カーやビルダー等があるからなの

 

でしょうか?

 

 

例えば、建築基準法レベルでの

 

新築よりも質の高い住宅を供給

 

していくための指標として平成

 

12年4月1日に施行された

 

「住宅の品質確保の促進等に関する

法律」(品確法)

 

では、様々な住宅の性能をわかり

 

やすく表示する「住宅性能表示

 

制度」を設けています。

 

この「住宅性能表示制度」には

 

10分野の基準があります。

 

 

1.地震などに対する強さ

(構造の安定)

 

2.火災に対する安全性

(火災時の安全)

 

3.柱や土台などの耐久性

(劣化の軽減)

 

4.配管の清掃や補修のしやすさ、

更新対策

(維持管理・更新への配慮)

 

5.省エネルギー対策

(温熱環境、エネルギー消費量)

 

6.シックハウス対策・換気

(空気環境)

 

7.窓の面積

(光・視環境)

 

8.遮音対策

(音環境)

 

9.高齢者や障がい者への配慮

(高齢者等への配慮)

 

10.防犯対策

 

 

この10分野について、

 

耐震等級、耐風等級などのよう

 

な基準があります。

 

 

その中に「高耐久性」という

 

文字は、残念ながらないのです。

 

 

「高耐久性」の耐久という文字

 

は、3番目の「柱や土台など

 

の耐久性」の耐久と重なります

 

が、この分野では

 

「劣化対策等級(構造躯体等)」

 

という基準だけです。

 

 

先の図では5番目に位置する

 

項目です。

 

 

このようなことから、

 

どのような認識またはイメージ

 

を持たれているのかが分からな

 

いのです。

 

 

果たして「高耐久性」の高い住宅

 

とは、どのような性能の住宅を

 

表すのか?

 

 

とは言っても住宅を購入もしくは

 

建てようとしている消費者が

 

「高耐久性」の住宅を求めている

 

ということであり、

 

そして住宅事業者には「高耐久性」

 

の住宅を供給していたりします。

 

 

業者選びの際に、「高耐久性」

 

住宅を販売している住宅事業者

 

を選ばれる場合には、その根拠

 

を具体的に説明してもらうこと

 

が重要ではないでしょうか。

 

 

 

 

仙台市内で活動する

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(運営:株式会社スイコー)の

澤口(さわぐち)でした。

 

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