こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
年収の何倍の戸建住宅を購入しますか?
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
戸建住宅を3分類してみると
次の図は三大都市圏の
注文住宅
分譲戸建住宅
中古戸建住宅
それぞれの購入価格と
年収倍率の推移です。
国土交通省が平成30年度中に
住み替え・建て替え・リフォーム
を行った世帯を対象として調査
(令和元年度調査)したものです。
注文住宅は
平成30年度調査よりも
平均の購入価格が667万円も
増加しています。
そして、年収倍率が6.51倍と
なっており、
購入価格の5,085万円で年収を
換算してみると約781万円にな
ります。
分譲戸建住宅は
平成30年度調査よりも
平均の購入価格が92万円ほど
下がっています。
しかし、年収倍率は2.7ポイント
増えており、年収に換算してみ
ると約687万円です。
この数字から推測できるのは
分譲戸建住宅は、年収が低めの
人の購入が増えているようです。
中古戸建住宅は
平成30年度調査よりも
平均の購入価格が229万円ほど
下がっています。
年収倍率も6ポイント下がり、
3.59倍です。
年収に換算してみると約720万円
です。
分譲戸建住宅よりも購入価格が
1千万円以上低いのにも関わらず
年収換算において高いのが特徴です。
これをどのように解釈するのか?
になりますが、
新築にこだわりすぎて
無理して購入するのではなく、
中古戸建住宅の優良物件を探して
いるということだと考えられます。
中古住宅購入してリノベーション
中古戸建住宅を購入しリフォーム
する場合には、大きく分けて
3つに分類されます。
ひとつ目が、
水廻り住設機器交換並びに
表面的なお化粧リフォーム。
予算を500万円から
700万円プラス。
二つ目が、
一般的な全面リフォーム。
予算を1000万円から
1500万円プラス。
三つ目が、
長寿命化リフォーム(性能向
上リノベーション)。
予算を1800万円から
2500万円プラス。
三つ目の長寿命化リフォームを選択し
予算2,000万円とした場合。
中古戸建住宅購入価格の2,585万円
との合計で4,585万円になります。
注文住宅の平均購入価格5,085万円
よりも500万円程低く抑えられます。
注文住宅の場合には、
例えば耐震等級1の物件が少なく
ありません。
省エネ性能も決して高くなかったり
します。
一方で、中古戸建住宅に三つ目の
長寿命化リフォームにて
性能向上リノベーションを
きっちりと施した場合には、
耐震等級3にすることが可能です。
このような観点を重ね併せてみた
時に中古戸建住宅の方が
コストパフォーマンスが高い
のではないでしょうか。
これは、あくまでも調査データに
一般例を重ねての試算になりますが、
価格を抑えて優良物件を所有するとい
うモデルケースです。
あまりにも古い戸建住宅の場合には、
ちょっと難しいケースもありますが、
昭和に建てられた戸建住宅の中にも
性能を向上することが十分にできる
物件があります。
住宅ローン金利が低く
住宅ローン控除などを鑑みると
ついつい高額物件へと、
そしてあれもこれもとオプションを
つけてしまいかねません。
かっこいい新築の方が
自慢出来るし
満足感が高いものと思います。
築30年の中古戸建住宅などは、
30年前の流行の外観であり、
間取りです。
今の新築と比べると見劣りするで
自慢できないかもしれません。
しかし、現在の注文住宅も
現在の流行での仕様でしかないのです。
30年後には、30年後の流行による
新築住宅が作られていることでしょう。
最近は、古民家住宅にも注目がある
まるようになり、中古戸建住宅も
既存分を上手に活用して、
おしゃれにリノベーションすること
による「ビンテージ住宅」という
スタイルも登場しています。
従来の中古戸建住宅購入とは
違った動きになっています。
注文住宅以外の選択肢を検討して
みてはいかがでしょう。
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
(運営:株式会社スイコー)の
澤口(さわぐち)でした。
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