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レオパレスの施工不備問題で3名の一級建築士が免許取消へ 仙台不動産情報ライブラリーcolumn403

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

 

 

本日は

レオパレスの施工不備問題で3名の一級建築士が免許取消へ

 

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。


管理建築士が誰なのか? どのように技術的事項を総括しているのか?


アパートやマンションなどの

 

共同住宅は、

 

隣戸との間に界壁を設けなければ

 

なりません。

 

 

これは、建築士でなくても

 

現場で工事に携わる現場監督や

 

大工職などならば

 

当たり前なことではないかなと

 

思います。

 

 

というのは私の場合には、

 

社会人になって2年目位には

 

現場での作業従事している中で

 

天井裏を通って隣の部屋に

 

行くことなど出来ないことを

 

知ったからです。

 

 

天井裏を通って隣の部屋に

 

盗みに入るみたいな

 

ドラマ等で用いられる

 

シチュエーションは

 

おかしな設定であることを

 

それで分かったのです。

 

 

まぁ、狭い天井裏で

 

周りに気づかれないように

 

界壁を壊して

 

通り抜けられるようにすれば

 

別ですけれども、、、

 

しかし、それは現実的ではないです。

 

 

 

今年、レオパレスの共同住宅で

 

界壁の施工不良が発覚し

 

社会問題になりました。

 

 

同社では、HPにて

 

「当社施工物件における施工不備の

 

対応について」

 

として問題の早期解決に向けての

 

取り組みを公表しています。

 

 

同社の公表によると

 

全棟調査を行っており

 

2019年10月28日現在、

 

施工不備に関する調査は、

 

調査済み37,819棟

進捗率98.2%

不備あり棟数が13,252棟

 

とのことです。

 

 

このような状況にあって

 

2019年12月20日に

 

国土交通省より

 

4名の一級建築士の懲戒処分が

 

公表されました。

 

 

うち3名が

 

株式会社レオパレス21

 

一級建築士事務所の業務に関しての

 

処分です。

 

 

その3名の方は工事監理者として、

 

工事監理を十分に行わなかった

 

という理由等にて

 

一級建築士の免許取消処分を

 

受けています。

 

 

いずれも実名と処分になった事実

 

について公表されており、

 

その詳細については、

 

国土交通省のHPに公表されています。

 

 

その3名の方は、

 

現在も同社に所属しているのかについて

 

は分かりませんが、

 

一級建築士として登録されている状況

 

なので、免許取消という重い行政処分を

 

受けることになっています。

 

 

重い処分に至った要因のひとつは、

 

3名の方が、

 

同社の管理建築士だったことにも

 

あります。

 

 

「管理建築士として、同事務所の技術的

事項を総括する立場にあったにもかかわ

らず、工事監理が十分に行われない事態

や、小屋裏全体に界壁が設置されていな

い施工実態とは異なる確認申請が行われ

る事態が生じるなど、同事務所の管理を

十分に行わなかったことにより、界壁不

備等の違反建築物を多数現出させるに

至った。」

 

これは、免許取消処分を受けた3名の

 

うち1名についての原文コピーです。

 

 

他2名の方についても、似たような

 

内容がそれぞれ事実にて

 

公表されています。

 

 

この内容を取り上げたのは、

 

管理建築士の責任が

 

どのようにあるのかを知っていただく

 

ために引用しました。

 

 

一般的に管理建築士が、

 

個人の建築士事務所経営ではない限り、

 

すべての現場についての工事監理を

 

行うことは物理的に無理があります。

 

 

そこで現場毎に専任された建築士が

 

工事監理を行うようになっています。

 

 

このような場合には、管理建築士は、

 

所属する建築士に対しても技術的事項を

 

統括する責務があります。

 

 

その管理建築士としての業務を十分に

 

行っていないと、先のような問題が

 

発生する状況が生まれます。

 

 

この処分や、先の問題で考えた時、

 

管理建築士が会社に対して

 

どのような影響力を持っているのかが

 

ポイントではないかと思います。

 

 

これから住宅業者に

 

新築工事やリフォーム工事を依頼する

 

場合には、管理建築士が誰なのかを

 

確かめること、

 

技術的事項の総括について

 

管理建築士がどのようにしているのか

 

などを確かめてみることで

 

その住宅業者の住まいづくりについて

 

のあり方が見えてくるかもしれません。

 

 

建築関連の法令等は、時代の流れに

 

即して改正等が頻繁に行われています。

 

 

建築技術も日進月歩です。

 

建築士という国家資格者だから大丈夫

 

ではないかと安易に信用せず、

 

資格者として日々どのように研鑽して

 

いるのかなども確かめてみることで

 

安心して相談できる担当者を

 

見つけられるのではないでしょうか。

 

 

 

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

(運営:株式会社スイコー)の

澤口(さわぐち)でした。

 

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