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新築時に業者に聞いて確認「直下率」 仙台不動産情報ライブラリーcolumn342

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

 

本日は

新築時に業者に聞いて確認「直下率」

 

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。


NHK「あさいち」で取り上げられ波紋を呼んだ住宅の耐震性


2017年1月25日にNHK「あさいち」にて

 

「あなたの家は大丈夫? 住宅耐震の落とし穴」

 

として住宅の耐震性についての特集が放

 

送されていました。

 

 

番組では熊本地震で起きた木造住宅の倒

 

壊原因として「直下率」を取り上げてお

 

り、「直下率」が低いことが理由で倒壊

 

していると説明していました。

 

 

これをきっかけに「直下率」という聞き

 

慣れない言葉が認知されるとともに、そ

 

の波紋が拡大していきました。


安全な木造住宅を作るための直下率


そもそも「直下率」は架構設計(柱や梁


などの構造上主要な部分をどのように配

 

置するのかを決める)において、架構を

 

分かりやすく可視化する手段として活用

 

されているものです。

(「安全な構造の伏せ図の描き方が誰でも分かる本」松留愼一郎監修より引用)

たとば図のように1階にも2階にも間仕

 

切りと柱がある場合と2階に間仕切りが

 

あるのに1階に間仕切と柱がない場合が

 

あるとします。

 

 

先の方は屋根そして2階の重さが1階の

 

間仕切りと柱を通して基礎に伝達してお

 

り、それを「直下率」が高いと表します。

 

 

後の方は屋根と2階の重さを1階に直接

 

受ける壁と柱がなく、2階床下の梁を通

 

じて離れた壁や柱に重さを伝達させるた

 

め、「直下率」が低いとなります。

 

 

2階と1階の間取りが同じではなけれ

 

ば、後の方のように壁や柱の上下不一致

 

になるケースが増えていきます。

 

 

その上下不一致が著しいと荷重を支える

 

ための柱や梁を太くしたりすることで構

 

造上は問題がなくなります。

 

 

このように「直下率」が低いから倒壊し

 

やすいと言い切れる訳ではないのです。

 

 

ところが、その柱や梁を太くするという

 

ことについて、構造計算等による判断で

 

はなく、住宅業者や大工さんの経験と勘

 

で判断しているケースがあるのです。

 

 

それは、建築基準法上で違反ではない場

 

合があるものの構造上安全性の高い建築

 

ではない可能性があるのです。

 

 

このような背景があるため冒頭のように

 

「直下率」が低いことが理由で倒壊して

 

いるという説明に繋がったものと考えます。

 

 

 

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

(運営:株式会社スイコー)の

澤口(さわぐち)でした。

 

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