家の売却依頼をする前にしておきたい 仙台不動産情報ライブラリーcolumn289

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

 

本日は

家の売却依頼をする前にしておきたい

 

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。


自宅を高く売りたい、早く売りたい


長年住んできた自宅。

 

子育てや色々な想い出がいっぱい。

 

 

リフォームやメンテナンスを適宜行い

 

大切にしてきたものの、

 

ライフステージの変化により

 

住み替えをすることに、

 

そこでしぶしぶ売却を決断。

 

 

愛着が強い自宅だからこそ

 

少しでも高く売りたいし、

 

とは言っても未練を残さないためにも

 

できるだけ早く売りたいというのも

 

人情です。

 

 

しかし、高く売りたいとなると

 

大概が相場より価格が高めになり、

 

買い手がなかなか見つかりません。

 

 

1日でも早く売りたいとなると

 

相場より価格を低くしないと

 

買い手がなかなか見つかりません。

 

 

このように

 

いざ自宅を売却しようとすると

 

なかなか思うようにいかないというケース

 

は珍しいことではないのです。


自宅を売却する時の新たな手段


次の図は、国土交通省が作成した

 

既存住宅を売却される人に向けての

 

チラシです。

(国土交通省公表資料より引用)

売却をしようとしている場合に、

 

建物状況調査(インスペクション)を活用しませんか?

 

 

という呼びかけです。

 

 

平成30年4月1日より、既存住宅の取引

 

において宅地建物取引業者との媒介契約書面

 

に建物状況調査のあっせんの有無が記載され

 

ることになりました。

 

 

この建物状況調査は、瑕疵の有無を判定する

 

ものではなく、瑕疵がないことを保証する

 

ものでもありませんが、建物状況調査を実施

 

するメリットとして

 

①引渡し後のトラブル回避

取引後のクレーム等のトラブル回避に繋がり

ます。

 

②競合物件との差別化が図れる

購入希望者に安心感を与え、他の売却物件と

差別化ができます。

 

とチラシに書かれています。


詳しく調べられると売れなくなる


国が推進している既存住宅状況調査技術者に

 

よって建物状況調査が行われます。

 

 

売却するにあたり、専門家に家を見られる

 

ということは家の問題が見つかってしまい

 

高く売れなくなると考えられる方もいらっ

 

しゃいます。

 

 

この制度が出来る前に

 

買主がフラット35を使用するための

 

適合証明書や耐震基準適合証明書が欲しい

 

ということで調査をしてきましたが、

 

売主様等より

 

「あまりきちんと見ないで欲しい」

 

と言われたことが何度かあります。

 

 

いい加減な調査で証明書を発行すること

 

など出来る訳でも無く、売主側の希望通り

 

に売却できる状況ではなくなりました。

 

 

建物状況調査(インスペクション)は、

 

フラット35の適合証明書の調査や

 

耐震基準適合証明書の調査とは違います

 

が、同様なことが発生する懸念がありま

 

す。

 

 

といことは、売主として建物状況調査

 

(インスペクション)を活用することは

 

デメリットではないかと考えてしまい

 

ますよね。

 

 

しかし、そうとも言い切れないと思うの

 

です。

 

 

リフォームやメンテナンスを適宜適切に行い

 

大切にされている家と

 

メンテナンスを十分にしてこなかった家と

 

では、家の雰囲気がまったく違うものです。

 

 

それは、建物状況調査(インスペクション)

 

にもはっきりと違いが生じるものと考えま

 

す。

 

 

そしてなお、既存住宅は新築住宅ではない

 

ので、経年劣化を避けることは出来ません。

 

 

何らかの不具合があるのが当たり前です。

 

 

リフォームやメンテナンスを適宜行って

 

来たのであれば不安に思われることはあり

 

ません。


アメリカでは新築より既存住宅の方が安心


アメリカでは新築よりも既存住宅の方が人気

 

である理由のひとつに、住み始めてからのト

 

ラブルが少ないということがあります。

 

 

 

新築の場合には、不具合が発生するのが当た

 

り前だという考えがあるからなのです。

 

 

新築住宅に入居してから不具合が発生し、

 

その都度修繕しなければならないということ

 

が珍しくないというのです。

 

 

「えっ? うそでしょ!」

 

と思ってしまいますよね。

 

 

アメリカへ2度ほど住宅業界の視察へ行き

 

ました。流通業の視察研修も含めると4度

 

になります。

 

 

その視察において、

 

最も驚いたのがその説明でした。

 

「アメ車もよく故障すると言われるでしょ!

 

住宅は車以上にアバウトなのだ」と、

 

アメリカの住宅業界専門のコンサルタント

 

の方に教えられたのです。

 

 

というか日本人が細かすぎるとの指摘でも

 

ありましたが、、、。

 

 

新築住宅はそのようなものであり、

 

既存住宅ならば居住者自らDIYにてメンテナ

 

ンスをしたり、リモデラーと呼ばれるリ

 

フォーム業者にリフォームやメンテナンスを

 

依頼して快適な状況を保つことを継続してい

 

ることから購入後のトラブルが少ないという

 

のがアメリカの住宅に対する認識なのです。

 

 

そして、アメリカではインスペクターと呼ば

 

れる調査専門の職業があります。買主の依頼

 

を受けて売却物件を調査して買主に報告する

 

仕組みです。

 

 

買主は、より安全な買い物をするために費用

 

をかけて調査を依頼するのです。

 

 

このような商売が成立する背景には、新築よ

 

りも既存住宅の流通の方が主流であるから

 

なのです。


日本の中古住宅は不安要素がありすぎ


いずれ日本にも買主のエージェントとして

 

インスペクターの商売が成立するようになる

 

かもしれません。

 

 

そのようにならなかったとしても、日本では

 

空き家が問題化しています。

 

 

空き家の増加により売却物件も同様に増加し

 

ていくことが予測されています。

 

 

自宅を売却しようとする際に既存住宅状況調

 

査(インスペクション)を先行して実施して

 

おくことが差別化になり、望ましい買主に出

 

会えるのではないでしょうか。

 

 

既存住宅状況調査(インスペクション)は、

 

ご自宅が採点されるようで何となく嫌な感じ

 

かもしれません。

 

 

しかし、愛着のある家を他人に売却しようと

 

した際に、インスペクションにより家の状況

 

が具体的に表現され、買主はその状況を納得

 

して購入を決断します。

 

 

家の状況を把握していることで中古住宅とい

 

う概念への不安が払拭されます。

 

 

そして新しい家主となり幸せな生活を育み

 

始めるのであれば、それは前所有者としても

 

幸せなことではないでしょうか。

 

 

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

(運営:株式会社スイコー)の

澤口(さわぐち)でした。

 

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