耐震診断でわかることと耐震補強の考え方 その4 仙台不動産情報ライブラリーcolumn274

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

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スイコーの澤口です。

 

本日は前号からの続き

耐震診断でわかることと耐震補強の考え方 その4

 

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。


耐震診断書の建物概要について


次は日本木造住宅耐震補強事業者協同組合

 

(通称:木耐協)がリリースした

 

「耐震診断結果報告書の解説書」

 

「診断結果報告書の読み方①」です。

(木耐協「耐震診断でわかることと耐震補強の考え方」より引用)

耐震診断結果報告書のひとつに総合評価1

 

建物概要があります。

 

 

パッと見る限り分かり難い印象ですけれど

 

も、住宅の構造を簡単に表すものになりま

 

す。

 

 

主な項目として

 

①木造住宅の基礎仕様

 

建物を支える基礎の種類・状態によって

 

3段階に分かれます。

 

 

昭和56年5月31日以前の住宅の場合

 

には無筋コンクリート基礎が少なくあり

 

ません。

 

 

現在はコンクリートで構造物を造る場合に

 

は、鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリー

 

トが常識になっているため、無筋コンクリー

 

トの基礎は手抜きだったのではと思われる

 

方がいらっしゃったりします。

 

 

昭和56年以前には、昭和48年の第一次オ

 

イルショック、昭和54年の第二次オイル

 

ショックにより建築資材の確保が難しい時

 

期でもありました。

 

 

また、無筋コンクリート基礎も認められて

 

いたこともあり、建築費を下げるために無

 

筋コンクリート造が多くなったのです。

 

 

②木造住宅の柱頭柱脚接合部

 

柱と土台・梁との接合部分の状況です。

 

これは建てた年代によって建築基準法の

 

基準により使われている金物等が違って

 

います。

 

 

③木造住宅の建物重量

 

建物が重いほど、その建物に必要な強さ

 

(耐力)が大きくなります。

 

 

図を見てお分かりように瓦葺き屋根の方が

 

重くなります。瓦屋根の建物は地震に弱い

 

という表現をされる方がいますが、瓦屋根

 

にする場合に、それに見合う構造にしてい

 

れば何ら問題がありません。

 

 

構造耐力等を無視して瓦屋根にしている場

 

合には地震に弱いというだけです。

 

 

④仙台市内の積雪について

 

雪の重さは建物に大きな影響を及ぼすた

 

め、雪の多い地域は、予め定められた係数

 

を用いて、雪の重みも計算に入れます。

 

 

仙台市の場合には、仙台市により次の図のよ

 

うに垂直積雪量が定められています。

 

(仙台市HPより引用)

⑤地域係数Z

  

地震係数のことです。地震係数は、その地方

 

における過去の地震の記録に基づく震度の

 

程度及び地震活動の状況やその他地震の性状

 

に応じて国土交通大臣が1.0~0.7までの範

 

囲内で定めているものです。

 

 

これらの項目を調査により具体化させていき

 

ます。

 

 

仙台市内で活動する

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(運営:株式会社スイコー)の

澤口(さわぐち)でした。

 

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