こんにちは！ 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
外壁屋根塗装リフォーム工事をする前に
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
家の見栄えをよくするための塗装リフォーム
戸建分譲から20年を過ぎた団地になると
足場が建って屋根や外壁塗装工事を行う
家を見かけるようになります。
風雨にさらされ
家は
汚れたり
色あせてきたり
するので、
塗装によりキレイにし
見栄えをよくすることを目的として
リフォーム工事が行われます。
もちろん屋根材や外壁材は
劣化してもいるので
塗装を施すことにより
新しい塗膜が形成されて
劣化の進行を遅らせるという目的も
含まれています。
家を長持ちさせるためのリフォーム
次の図は、前回の記事にも用いた
国が進めている
「長期優良住宅化リフォーム推進事業」
の概要です。
（国土交通省公表資料より引用）
これには家の性能を高める
「特定性能向上工事」
そして
「その他性能向上工事」
が定義されています。
いずれのふたつにも該当しない
リフォーム工事は
「補助対象外の工事」
に分類しています。
「補助対象外の工事」をみると
・単なる設備交換
・間取り変更工事
・内装工事
・意匠上の改修工事
などが掲げられています。
いわゆる一般的に行われている
リフォーム工事にあたります。
それでは、
屋根や外壁のリフォーム工事は？
となると、冒頭にお伝えしているように
汚れとか色あせた状況をキレイにするため
なので意匠上の改修工事にあたります。
この話を聞かれると
驚かれるお客様がいらっしゃいます。
「えっ！ 屋根や外壁の塗装リフォームは
家を長持ちさせるためではなかったの？」
という具合です。
それは、図の中程に位置している
「その他性能向上工事」
にある
「インスペクションで指摘を受けた箇所
の改修工事（外壁、屋根の改修工事等」
において該当する場合に限定されるのです。
インスペクションとは、国が定義した
既存住宅状況調査技術者（建築士）によって
行われる建物の調査を指します。
専門家による調査で屋根や外壁に劣化事象等
不具合が確認され、そのまま放置すると建物
が長持ちしなくなると判断されたということ
になります。
ご近所に足場が建つと、
「無料で調査しますよ」
と塗装工事店や塗装を得意とするリフォーム
業者の現場監督や営業マンらしき人が来たり
するケースが多いと思いますが、
その調査により家を長持ちさせるために
そろそろ塗装工事が必要というのは
決して間違いではありません。
しかし、塗装工事店や塗装専門のリフォーム
業者は、塗装についてのプロであり、
住宅建築のプロではない場合が
多い傾向にあります。
建築に詳しくない人が
本質的に家を長持ちさせる上で、
塗装よりも優先すべき劣化事象等不具合を
判断することは、
かなり難しいものと考えます。
家を長持ちさせるという目的で
何かしらのリフォームを行うという場合には
有資格者によるインスペクションを行った上
で住まいにかけられる費用を提示して
維持管理計画を立てて
適宜実施するという方法があります。
その上で、塗装工事を行うのであれば
塗装の専門家へ依頼するという
選択もあります。
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
（運営：株式会社スイコー）の
澤口（さわぐち）でした。
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