![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=940x10000:format=jpg/path/s5801f40662cd4982/image/i7c20a7328e756137/version/1561708519/image.jpg)
こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
傾かない家がベストではないかも
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
家を建てる前に必要な調査
戸建住宅を新築する際に行う地盤調査。
一般的に行われている調査方法が、
スウェーデン式サウンディング試験
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=340x10000:format=jpg/path/s5801f40662cd4982/image/i1e7fb266295738fb/version/1561708731/image.jpg)
その結果によって地盤改良が必要と判定され
た際に、表層改良工法、柱状改良工法、鋼管
杭工法などが行われます。
自然災害により被害を受ける家
先の地盤調査や地盤改良は2階建て程度の
住宅を建築するために行うものであり、
ビル建築物のような建築工事の場合とは
レベルが違います。
建築後に家が著しく傾いたりしないように
しているものと考えてください。
しかし、近年、大きな地震が続いています。
宮城県そして仙台市に大きな被害を及ぼした
東日本大震災においては地すべりや液状化に
よって住宅に被害が生じています。
一般的な地盤改良工事は、いつ発生するか
分からない自然災害に備えてるレベルで
行っているとは言えません。
高額な費用をかけて地盤改良したのに
安全性を高めるために、高額な費用をかけて
鋼管杭工法を用いている住宅があります。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=480x10000:format=jpg/path/s5801f40662cd4982/image/ia69623902f8b5ab8/version/1561708990/image.jpg)
東日本大震災の時に、傾いてしまった家が
沢山ありましたが、しっかりとした鋼管杭
工法の施工であったことで家は傾きません
でした。
しかし、液状化により周りの地盤が下がっ
てしまったのです。道路も下がってしまい
ます。
結果として住宅が浮いている感じになりま
した。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=484x10000:format=jpg/path/s5801f40662cd4982/image/i90fe0f6aa6f24839/version/1561709067/image.jpg)
こうなってしまうと家を簡単に下げること
が出来ません。
そのため宅地内に盛り土をすることになり
ます。その他にも屋外給排水配管やガス配管
などの布設替え工事が必要になります。
隣地側に土留め工事が必要になる場合もあり
ます。
建物が傾かないようにするため、高い費用を
かけて地盤改良し、
そして今度は修復費用に数百万円の費用が必
要になりました。
地盤補強工事をせずに建築して、地震で傾い
た家を傾き修正工事をした方が費用が少なく
すんでいたかもしれません。
これからも宮城県仙台市には大規模地震の
発生が予想されています。家を傾かせない
と頑張るよりも、家は傾くものとして考える
ことも必要かもしれません。
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
(運営:株式会社スイコー)の
澤口(さわぐち)でした。
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