こんにちは！　仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

本日は

プロの教育ツールを用いて物件を見極める方法

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。

宮城の他でも発生している大地震

令和からふたつ先の時代になる戦後間もない

昭和23年にM7.1の福井地震が発生し福井市

は壊滅的被害を受けました。

福井市は昭和20年の空襲にて市街地の大部分

が焼失し、復興しつつある中での大地震だっ

たのです。

当時、米国GHQの統治下にあったことで、

多くの資料が保存されています。

「突然、床が私たちを押し上げ、壁と天井の

巨大な塊りが私たちにぶつかりはじめた。」

というような記録（谷口仁士氏、1998、

「よみがえる福井震災」：内閣府災害教訓

の継承に関する専門調査会報告書 1948福井

地震より引用）があります。

中学３年生の時に被災した宮城県沖地震や

2011年の東日本大震災にて感じた地鳴りの

音や本震のものすごい揺れ、それを思い出

すような言葉であり、福井地震の状況がヒ

シヒシと伝わって来ます。

建築基準法が施行されたのが昭和25年

戦争で焼け野原になった全国各地の市街地で

は、雨風を防ぐために無秩序に家が建ってい

きました。

そこへ福井大震災の教訓により建築物の耐震

性を高めるため、壁量を規定した建築基準法

が昭和25年に施行されたのです。

その後、昭和53年に発生した宮城県沖地震に

より、昭和56年に改正された建築基準法が施

行され、壁量が更に強化されました。

そして、平成7年に発生した阪神淡路大震災

により、平成12年に改正されて梁や柱そして

基礎の接合部の強化や壁の配置バランスなど

が規制されるようになったのです。

宮城県仙台市で大地震に強い住宅を選ぶため

先のように建築基準法の改正により耐震基準

が変わってきました。住宅は旧耐震基準、

新耐震基準、現行耐震基準の3つにグループ

分けられます

図は国土交通大臣登録住宅リフォーム事業者

団体の日本木造住宅耐震補強事業者協同組合

が監修した

『建築年度で耐震性をチェック「耐震年表」』

です。

耐震について社員向け教育に用いているもの

です。

建築に携わっている者でも十分に把握し難い

要素があるので、一般の方には難しいと思い

ますが、ご自宅の建築年によっておおよそど

のような状況にあるのかをイメージ出来るの

ではないでしょうか。

仙台でリフォーム・リノベーションを予定している人には

これからリフォーム・リノベーションを行う

予定の場合には、この図を参考にして住宅事

業者・リフォーム事業者に耐震について相談

してください。

耐震診断が必要なのか必要でないのかなど、

その理由はどうしてなのかなどの説明を受け

ると、より詳しく分かるかと思います。

仙台で中古住宅を購入予定の人には

不動産業者から紹介してもらう物件が、どの

ような耐震基準なのかをこの表を利用して把

握することができます。

インスペクションのあっせんが義務化されて

いるので、ご不安な場合にはインスペクショ

ンを行う業者を紹介してもらい、購入希望物

件のインスペクションを行われることをおす

すめします。

その際には、インスペクションに合わせて耐

震診断も依頼出来るのか確かめてください。

インスペクションと耐震診断は同じではあり

ません。インスペクションは行えても耐震診

断を行っていない業者もいるのでご注意下さ

い。

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

（運営：株式会社スイコー）の

澤口（さわぐち）でした。

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