こんにちは！　仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しているスイコーの澤口（一級建築士、宅地建物取引士）です。

今回のテーマは

最近、仙台でもTVCMで見かけるようになった【リバース60】。

自宅に住みながら老後資金を借りられる仕組みとして、高齢世帯を中心に関心が高まっています。

しかし、「自宅を担保に借金をする」というリバースモーゲージの本質を理解しないまま契約してしまうと、将来に深刻な問題が発生することがあります。

リバースモーゲージとは、高齢者が所有する自宅を担保にして資金を借りられるローン商品です。

多くは「死亡または施設入居」まで返済不要で、契約終了時に自宅を売却して返済する仕組みです。

利用者：原則60歳以上

担保：居住中の持ち家

借入方法：一括または月額

返済方法：契約終了時に一括返済（売却等）

リバースモーゲージは、たしかに老後資金を得る手段の一つですが、以下のような問題が後々浮上することがあります。

契約者がご主人単独で、配偶者を契約に含めていなかった場合、

ご主人が先に亡くなってしまうと契約は終了し、自宅の売却や一括返済を求められることがあります。

「リバース60」などの制度でも、配偶者が事前に居住継続者として登録されていなければ、住み続けられない可能性があります。

自宅が売却対象となるため、将来的に子どもが家を相続できなくなるケースも少なくありません。

家族間での事前の話し合いがなければ、思わぬ相続トラブルに発展することもあります。

地価下落 → 借入上限引き下げ

長生き → 想定外に資金が足りない

金利変動 → 利息増大で残債拡大

など、途中で資金計画が崩れるリスクもあります。

「自宅に住み続ける」ことが契約条件であるため、要介護になり施設入居すると、契約終了 → 一括返済となる商品が多いです。

以下の5項目を満たしていないと、将来、家族に大きな負担が及ぶ恐れがあります。

配偶者も契約に含まれているか？

契約終了条件（死亡・施設入居など）を把握しているか？

相続人と相談・合意できているか？

借入上限・地価変動のリスクに備えているか？

万一の返済資金や売却方針を考えているか？

リバースモーゲージは、「家に住み続けながら資金を得られる」優れた仕組みです。

しかし、契約形態や将来のリスクを正しく理解しないまま契約するのは非常に危険です。

私たちスイコー不動産では、

✔ 契約前に確認すべきポイント

✔ 他の資金調達方法との比較

✔ ご家族全体で納得できる選択肢

をご提案しています。

「配偶者と一緒に住み続けたいけど不安…」

「子どもにも迷惑をかけたくない…」

そうお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。

相談は無料・秘密厳守。

経験豊富な住宅・相続の専門家が対応いたします。

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