
こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しているスイコーの澤口(一級建築士、宅地建物取引士)です。
今回のテーマは
既存の一戸建てをバリアフリーにする方法
はじめに
年齢を重ねても、住み慣れた我が家で安心して暮らしたい――。
そんな想いに応えるのが「バリアフリー住宅への改修」です。
既存の一戸建てでも、ちょっとした工夫や制度の活用で、安全性と快適性を大きく高められます。この記事では、仙台市で実際に使える助成制度や最新の設計基準も含め、わかりやすく解説します。
1. バリアフリー化の基本ポイント
既存住宅のバリアフリー改修は、以下の点を中心に行います。
段差解消:玄関・敷居・浴室入口などをフラットに
手すり設置:廊下・階段・浴室・トイレなど転倒リスクが高い場所
動線の確保:車いすや歩行器でも移動できる幅や転回スペースを確保
温度差の解消:浴室や脱衣室の寒暖差をなくす断熱改修・暖房設置
使いやすい設備:洋式トイレ、引き戸、滑りにくい床材、センサー水栓など
2. 部位別の改修方法
玄関・アプローチ
スロープ設置(勾配は1/12程度が目安)
出入口の幅を80cm以上に拡張
夜間でも安心な足元照明
廊下・室内動線
段差の撤去、ノンレール化
廊下幅や部屋入口の有効幅を広げ、引戸へ変更
階段
両側に手すりを設置
滑り止め加工
必要に応じて階段昇降機
トイレ
洋式便器へ交換
L字やU字型の手すり設置
車いす横付け可能なスペース確保
浴室・洗面
浴槽のまたぎ高さを下げる
浴槽や壁に縦横の手すり設置
滑りにくい床材、断熱・暖房で「温度のバリアフリー」も
3. 寸法の目安(安心の基準)
出入口幅:80cm以上
車いす転回スペース:直径1,500mm程度
手すり高さ:床から750~850mm
国土交通省の「建築設計標準(バリアフリー設計の指針)」が2025年5月に改正されています。こちらを拠り所として参照することも安心の材料です。
4. 利用できる制度(仙台市の場合)
介護保険(住宅改修費)
要支援・要介護認定者が対象
手すり・段差解消・便器交換・引戸化など
20万円までの工事に対して9割(最大18万円)が支給
税制優遇
所得税:バリアフリー改修促進税制(最大20万円控除/2025年12月末まで)
固定資産税:翌年度分が1/3減額(1年間)
仙台市独自制度
「受領委任払い」方式で、工事代金を一時立替する必要なし
重度障害者住宅改造費助成(条件あり)
5. 改修の進め方
相談:ケアマネジャーや専門業者に相談
事前申請:工事前に図面・見積・写真を市に提出
工事実施
完了報告:工事後の写真・領収書を提出
※申請前の工事は補助対象外となるので注意が必要です。
6. スイコー不動産ができるサポート
建築士・宅建士・福祉住環境コーディネーターの視点から、最適な改修プランをご提案
制度や税制の申請サポートもワンストップで対応
仙台エリアで培ったリフォーム・不動産仲介の実績を活かし、**「安心して住み続けられる家づくり」**をお手伝いします。
まとめ
バリアフリー改修は、将来の介護や日常生活の安心を支える「住まいの保険」です。
仙台市には介護保険や税制優遇、市独自の助成もあり、自己負担を抑えて安全・快適な住まいを実現できるチャンスです。
「段差でつまずきやすくなった」「冬の浴室が寒い」など、少しでも不安を感じたら早めの対策がおすすめです。
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