こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリーを
運営していますスイコーの澤口です。
本日は
危ない家・使えない家にならないには
というタイトルで情報配信をしたいと思います。
○空き家が増え続ける日本社会
先日、「安心R住宅」(2019 /1/23配信)
についての記事を書きました。
その背景にあるのが空き家が10年前の
1.24倍に増加したことです。
5年毎に実施されている
平成25年住宅・土地統計調査(総務省)
によると空き家が約820万戸になりました。
空き家の割合は全住宅の13.5%になり、
今後更に増え続けていくことが
予測されています。
○増える危ない家・使えない家
その増加の伸び率の内訳として
賃貸用の住宅が1.16倍に対し、
その他の住宅(戸建やマンション等)が
1.50倍になっています。
図は国土交通省が、
平成25年住宅・土地統計調査(総務省)と
平成26年空家実態調査(国土交通省)
に基づいて作成したものです。
その他の住宅318万戸の内、
耐震性のある住宅は184万戸になります。
更に腐朽・破損がない住宅に絞り込むと
103万戸まで減少します。
その中で駅から1km以内の
売却しやすい住宅は48万戸になります。
このデータより分かることは、
空き家の多くが売却するのが
難しい状態にあるという現実です。
賃貸用住宅では、429万戸の内、
耐震性のある住宅が369万戸です。
腐朽・破損がない住宅は264万戸に減少し、
駅から1km以内の住宅は
137万戸になっています。
その他の住宅と賃貸用の住宅を合わせて
耐震性のない住宅が
194万戸もあることになります。
○空き家によるリスク、二次災害の可能性
もしも、大地震が発生した場合に、
それらの空き家が倒壊して
隣の家にもたれかかってきたり、
道路へ倒れて道を塞いだり、
火災が発生したり、
水が吹き出て止まらなかったり等の
可能性が高いことになります。
空き家が増え続けることによる
リスクが高くなっていく一方です。
居住しているから
自宅は大丈夫と思いたくなりますが、
いずれの空き家も、
しばらく前までは居住していました。
空き家にならない手段のひとつとして
「安心R住宅」に認定される家であることは
これからの必須ではないかとお薦めします。
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
(運営:株式会社スイコー)の
澤口(さわぐち)でした。
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