· 

いよいよ来年4月から義務化へ 仙台不動産情報ライブラリーcolumn662

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

 

 

本日は

これから新築するあなたに

 

いよいよ来年4月から義務化へ

 

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。


義務化前だからこそ注意が必要


令和2年9月1日に国土交通省が

 

「改正建築物省エネ法が令和3年

 

4月1日から施行されます」という

 

見出しのプレスリリースをしました。

内容は、『昨年5月17日に公布され

 

「建築物のエネルギー消費性能の

 

向上に関する法律の一部を改正する

 

法律」の施行に関し、施行期日を

 

定める政令及び施行令の一部を改正

 

する政令が、本日、閣議決定され、

 

改正法が令和3年4月1日から施行

 

されることとなりました。』

 

とあります。

 

 

安倍総理の辞任会見から、

 

自民党の次期総裁選挙へ向けて

 

テレビも新聞もその話題で持ちき

 

りになり、

 

安倍総理がすっかり過去の人みたい

 

な雰囲気に感じていましたが、

 

閣議を粛々と行って

 

この重要な法令の施行日が

 

決められていたのです。

 

 

今回施行される改正法における、

 

住宅に関する重要なポイントは

 

戸建住宅等の設計者から

 

建築主への説明義務制度の創設です。

 

 

小規模(床面積の合計が300㎡未満)

 

の住宅・建築物の設計を行う際に、

 

建築士が建築主に対して、

 

省エネ基準への適合の可否等を

 

評価・説明することを義務づける制度

 

が来年4月1日から始まるというこ

 

とです。

 

 

と言うことは、

 

現在はその義務がなく、

 

省エネ基準へ適合しているのか

 

適合していないのかなど

 

建築主が知らぬまま新築住宅を

 

購入しているかもしれないという

 

ことです。

 

 

建売住宅を購入する場合には、

 

営業マンと打合せをすることが

 

あっても、担当した建築士から

 

何らかの説明を受けることは

 

あまりないかと思います。

 

 

注文住宅の場合には、

 

設計を担当する建築士と

 

プランニングの打合せをしますが、

 

間取りとか外観とか、

 

内装仕上材、住宅設備機器などの

 

見える部分についてが主になり、

 

構造などの住宅性能について

 

詳しい打合せを行うことは

 

少ないと思います。

 

 

実はこれ、

 

当社の場合のみかもしれませんが、

 

住宅性能に関するお打ち合わせは

 

お客様があまり好まれなかったり

 

しています。

 

 

住宅建築のプロですら

 

改正される度に勉強を重ねて

 

いくことに困難を極めている

 

事柄なので、一般消費者が

 

はじめて家を建てる機会に

 

概要を聞くだけでも

 

眠くなるような状況だからです。

 

 

たまに

 

「大丈夫なんでしょ」

 

と説明序盤で簡単に終わらせた

 

がるお客様がいらっしゃいます。

 

 

住宅性能と言えば

 

1)地震などに対する強さ

(構造の安定)

 

だけみたいな

 

思われ方があるのですが、

 

2)火災に対する安全性

(火災時の安全)

 

3)柱や土台などの耐久性

(劣化の軽減)

 

4)配管の清掃や補修のしやすさ、

更新対策(維持管理・更新への配慮)

 

5)省エネルギー対策

(温熱環境・エネルギー消費量)

 

6)シックハウス対策・換気

(空気環境)

 

7)窓の面積(光・視環境)

 

8)遮音対策(音環境)

 

9)高齢者や障がい者への配慮

(高齢者等への配慮)

 

10)防犯対策

 

などの10分野32項目

 

住宅性能の表示項目として

 

定義されているのです。

 

 

ご存知だったでしょうか?

 

 

これから新築を建てる、

 

購入する予定の方で、

 

この10分野32項目すべてに

 

ついての内容を把握し

 

それぞれのモノサシにおいて

 

ご自身が購入しようとする住宅が

 

どのレベルに位置するのかを

 

把握しているのであれば、

 

営業マンは、ちょっとビビるかも

 

しれませんね。

 

 

ただし、4月から義務化されるのは、

 

省エネ基準への適合の可否等を

 

建築士から評価・説明すること

 

なので、先の10分野32項目

 

すべてについてではありません。

 

 

ここも大切なポイントです。

 

 

ご自身が家を建てようとする際に、

 

担当する建築士から

 

「お客様の家を省エネ基準に

 

適合させますか、適合させ

 

ませんか」

 

と言われたらどうされますか?

 

 

おそらくほとんどの住宅業者は、

 

説明でのトラブルを避ける為に

 

来年4月以降は省エネ基準に

 

適合させた住宅になるかと

 

推測されます。

 

 

それまでは、

 

どうなっているのか

 

実は、住宅業者によっては

 

分からないまま新築を建てている

 

ようです。

 

 

と言うのは、

 

改正法が公布されたのは

 

令和元年5月17日

 

施行が

 

令和3年4月1日。

 

 

2年近くも時間を要した

 

大きな理由は、

 

建築士ですら省エネ基準に関する

 

建築物のエネルギー消費性能

 

の計算が難しいからです。

 

 

国土交通省は、来年4月の

 

施行に向けて、これから

 

オンライン講座にて

 

住宅業者に説明していく計画です。

 

 

来年4月にギリギリ間に合わせる

 

住宅業者。

 

 

既に対応出来ている住宅業者。

 

 

住宅業者は、現在大きくこの

 

2つに彩られています。

 

 

 

中古を買ってリノベという

新しい住生活スタイル

 

 

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

(運営:株式会社スイコー)の

澤口(さわぐち)でした。

 

何かご不明な点等は

お気軽にご連絡ください。

Tel:022-374-0011