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義務化前の滑り込み建築に注意 仙台不動産情報ライブラリーcolumn622

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

 

 

本日は

これから住宅購入するご家族向け

 

義務化前の滑り込み建築に注意

 

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。


改正建築物省エネ法による戸建住宅の省エネ化が進むか


当社では、セミナー等にて、

 

戸建住宅の性能に関する情報を

 

数多くの人に伝えています。

 

 

戸建住宅は小規模建築物ということ

 

から性能に関して、中規模・大規模

 

建築物のように規制が厳しくありま

 

せん。

 

 

規制を厳しくすると、

 

建築コストに直結してしまい、

 

住宅取得が難しくなることも

 

社会的背景にあります。

 

 

そのために、住宅業界で働いてい

 

る人の中には、住宅性能について

 

の概要すら知らない人がいるの

 

です。

 

 

セミナー受講者に驚かれる

 

住宅性能の話のひとつとして、

 

昭和55年に省エネ基準が設けられ

 

て以来、一般の戸建住宅の場合には

 

現在に至るまで義務化になっておら

 

ず、実際にどのようなレベルの省エ

 

ネ性能で新築しているかについては、

 

住宅業者任せになっているというこ

 

とです。

 

 

その状況が少し変わることに

 

なりました。

 

 

2019年に公布された改正建築物

 

省エネ法により、新築戸建住宅等

 

は、省エネ基準の適否についての

 

説明が義務化になったのです。

 

 

これから家を設計プランニングを

 

していく前に、

 

「お客様の家についてですが、

 

現行法上の省エネ基準に適合させ

 

ますか、それとも不適合にします

 

か」

 

と質問されるということです。

 

 

まぁ、さすがにこのような言い方

 

にはならないでしょうが、適否の

 

判断を施主がしなければならない

 

のです。

 

 

ただし、適合させるということ

 

は、相応にコストがかかるという

 

ことになります。

 

 

予算を増やすか

 

それとも予算を変えずに他を犠牲

 

にして省エネ基準に適合させるか、

 

省エネ基準に不適合のまま設計

 

プランニングを進めてもらうか

 

などの検討が必要になってきます。

 

 

住宅業者側としては、そのような

 

状況は好ましくないため、省エネ

 

基準ギリギリの設計仕様にして

 

「当社の住宅は、省エネ基準に

 

適合していますからご安心くだ

 

さい」

 

みたな、お茶を濁す対応をする

 

業者も出てくるかもしれません。

 

 

重要なポイントは、適合したから

 

よいではなくて、そのような性能

 

レベルなのかなのです。

 

 

なぜならば、現行法の省エネ基準

 

はさほど高いレベルではないから

 

なのです。

 

 

さて、その説明の義務化について

 

ですが、施行が2021年4月から

 

になります。

 

 

それまでは、省エネ基準に不適合

 

なまま新築することが可能という

 

ことになります。

 

 

これから新築をご検討される場合

 

には、難しい内容ではありますが、

 

面倒くさがらずに省エネ基準につ

 

いての対応をどのようにしている

 

のかなどを住宅業者に確認される

 

ことをお勧めします。

 

 

 

 

中古を買ってリノベという

新しい住生活スタイル

 

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

(運営:株式会社スイコー)の

澤口(さわぐち)でした。

 

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