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住宅が失われる傾向 仙台不動産情報ライブラリーcolumn570

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

 

 

本日は

住宅の失われる傾向

 

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。


住宅の劣化、火災、風水害、地震被害


火災、風水害、地震などによって

 

仙台市内の住宅も被害を受け、滅

 

失してしまうことが続いています。

 

 

近年では、いつどこで災害が

 

発生しても不思議ではないと

 

多くの日本人が考えるように

 

なったと言われてもいます。

 

 

有名な建築家が若い頃に影響を

 

受けたとする書籍「都市の論理」

 

を宮城県図書館で借りて(背表

 

紙裏にブックカードが2枚挟ん

 

でありました。2枚あったもの

 

のそれぞれ3回ずつの貸出記録

 

です。ということはもしかした

 

ら7人目の借り手かも?)読ん

 

でみたのですが、その中には、

 

日本の住宅はヨーロッパの様に

 

石造りでないからダメだと書か

 

れてあったのです。

 

 

著者は、羽仁五郎氏。

 

元参議院議員だったそうです。

 

 

「都市の論理」は、かなり難解

 

で読み進めていくのが苦しかっ

 

たです。

 

 

何度も途中で読むのを止めよう

 

かと思わされました。

 

 

でも、有名建築家が影響を受けた

 

書籍なのだから、この先にきっと

 

何か大きな学びがあるはずという

 

期待を棄てきれず、最後まで読み

 

ました。

 

 

途中にエンゲルスが登場し始め、

 

これは共産主義色の強い内容なの

 

だろうと推測しつつも、

 

まったく理解不能なのです。

 

 

時折、分かる内容がありました。

 

 

それについては共感できる部分も

 

あれば、これまでに考えたことも

 

ない視点での物事への見方が表現

 

されてあり不思議な感じでした。

 

 

違和感がすごくありました。

 

 

「都市の論理」という住居に係る

 

大きな視点での日本の住宅建築に

 

触れている内容について、

 

氏が現代の日本人が遭遇してきた

 

状況について見たとしたならば、

 

例えば阪神淡路大震災であり、

 

東日本大震災であり、

 

昨年の東日本台風被害などについ

 

てどのように語るのだろうかとも

 

思いました。

 

 

まぁ、久々に読んでいてとても苦

 

しくなった本だったので、この先

 

において氏の主張等を知りたいと

 

は思いませんが、有名な建築家が

 

「都市の論理」からどんな影響を

 

受け、それを建築作品にどのよう

 

に表現したのかについて、興味が

 

残るところです。

 

 

さて、どうしてこの話になった

 

かというと日本の住宅は木造が

 

中心であるということ。

 

 

ヨーロッパの石造りの住宅の

 

ように数百年も使い続けられるよ

 

にはなっていないという確かな

 

現実があるからです。

 

 

そして、災害等によって

 

数多くの住宅が被害を受けている

 

と共に長寿命化による住居の確保

 

など、生活を維持していく上での

 

課題が増えています。

 

 

それでは日本の住宅が滅して

 

いる状況はというと、次のよう

 

に推移しています。

(国土交通省公表の統計資料よりスイコーにてグラフ化)

青色が再建築のための除却した

 

戸数の推移です。青色の上にある

 

僅かな赤茶色が災害による滅失や

 

老朽化による解体の戸数の推移

 

です。

 

 

ここ10年内は、合わせて11万戸

 

を超えた程度にて推移しています。

 

 

空き家が増加して築年数の古い住宅

 

が現存しているという影響もありま

 

すが、リフォームやメンテナンスが

 

積極的に行うようになっていること

 

や新築された住宅そのものの性能が

 

向上し続けていることなども影響し

 

ています。

 

 

災害等により滅失した住宅が

 

増加傾向にある訳ではありませんが、

 

住宅を長寿命化させるには

 

相応のメンテナンスが必要です。

 

 

せっかく購入した住宅が

 

築30年前後で滅失してしまう状況

 

から脱するように計画しましょう。

 

 

 

 

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

(運営:株式会社スイコー)の

澤口(さわぐち)でした。

 

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