住居の断熱性能と健康に関する研究 仙台不動産情報ライブラリーcolumn102

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

 

本日は

住居の断熱性能と健康に関する研究

 

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。


○健康維持のための住居


竪穴式住居、高床式住居、寝殿造り、書院造

 

りなどの伝統木造建築そして現代の木造住宅

 

へと日本では四季を鑑みながら建築が進化し

 

てきました。

 

 

住居は暑さ、寒さ、雨・雪や風などの

 

自然からの身体への影響を防ぐ役割を果たし

 

てきました。

 

 

身体の健康維持に欠かせない住宅ですが、

 

これまで居住環境と健康の因果関係について

 

あまり詳しく分かっていなかったのです。


○住居と健康に関する研究


国土交通省はスマートウェルネス住宅等推進

 

調査委員会を立ち上げて、委員として医療・

 

福祉系より58名、建築系より26名の専門家を

 

集め、断熱改修などによる生活空間の温熱環

 

境が、居住者の健康にどのような影響を与え

 

るかについて、改修前後の健康調査結果等を

 

用いて、医学・建築環境工学の観点から検証

 

する調査が進められています。

 

 

平成31年1月24日に第3回中間報告が公表さ

 

れました。


○断熱改修等による居住者の健康への影響調査


図は第3回中間報告までの成果概要となり

 

ます。

 

 

影響因子として、断熱改修により改善し

 

たのが

 

・居間の室温

・部屋間温度差

・床近傍室温

 

となります。

 

 

それによる健康への影響の内容として

 

■家庭血圧

・室温が低いほど血圧が高い

・高齢者ほど影響が大きい

・断熱改修で血圧が有意に改善

・室温が安定すると血圧の季節差も縮小

・部屋間の温度差、床近傍室温が血圧に有意に影響

■健康診断数値

・室温が低いほど心電図異常所見等が有意に多い

■夜間頻尿

・就寝前室温が低いほど、リスクが高い

・断熱改修で夜間頻尿回数が有意に減少

(疾病(過活動膀胱症状)との関係がより明確化)

■入浴習慣

・居間または脱衣所の室温が低い住宅では、熱め入浴の確率が有意に高い

■疾病

・床近傍室温の低い住宅では、様々な疾病・症状を有する人に有意に多い

■身体活動量

・断熱改修に伴う室温上昇によって、住宅内の身体活動量が有意に増加

 

となっており、今回の中間報告で新たな知見

 

が加わったこと、そして知見の充実が報告さ

 

れています。

 

 

室内の温熱環境をより良くする上で断熱改修

 

等の効果がはっきりしてきました。

 

 

ポイントは、暖房機器等による室内の温熱環

 

境の改善ではなく、建物そのものの断熱性能

 

を高めるということになります。

 

 

 

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

(運営:株式会社スイコー)の

澤口(さわぐち)でした。

 

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