新築よりも中古に価値を見いだし始めた日本人? 仙台不動産情報ライブラリーcolumn68

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリーを運営していますスイコーの澤口です。

 

本日は

新築よりも中古に価値を見いだし始めた日本人?

 

というタイトルで情報配信をしたいと思います。

 

 

○「やっぱり中古の家より新築の家がいいよね」の価値感が?


新築の家と中古の家、立地が同じで価格も同じだったらどちらを選択しますか?

大概の人は新築の家を選択しますよね。

 

でも、アメリカの場合には中古の家を選択する人の方がどうやら多いらしいのです。アメリカへリフォーム業者(リモデリング業者)・新築分譲業者他の視察(2回訪米)へ行った際に教えてもらいました。中古の家は持ち主が生活するに当たっての不具合を直していることが多く、それが安心できる理由なのだそうです。一方で新築の家の場合は、入居後に不具合があることが当たり前という感覚で、直すための交渉やらその期間の生活の不便さなどがあるから敬遠されがちなのだそうです。

○アメリカ人と日本人の家づくり感覚のギャップ


リフォームの現場と新築の現場を視察しましたが、日本の現場感覚とはかなりギャップがあって『こんなに雑でいいの?』と思わされました。それも工事価格が10億円を超えているような現場でですよ。リフォーム工事価格が明らかに日本より高額なのに、仕上がり状況は「えっ!」という状態、日本ならクレームになるレベルでした。仕上がりの細かなところやちょっとしたキズなどは気にしない国民性なのだろうと思います。ただし、ものすごく凝った造りをしている部分もあるのです。おそらく気にするポイント、こだわるポイントが違うからなのだと思います。

(10数件の現場等を視察しただけなので、たまたまそれらがそうであっただけで、すべてがそうだとは断定できませんが)

○中古の家を好む欧米先進国


単純に日本とアメリカの違いだと言い切れないかもしれませんが、国土交通省がまとめた「各国の住宅取得戸数と中古住宅のシェア」(図)を参照すると、新築住宅よりも中古住宅の方が好まれていると解釈しても間違いないと言えるのではないでしょうか。

 

(図は国土交通省公表資料より引用)

○新築信仰の日本は、住宅貧乏になっている


アメリカでは中古住宅の人気が高くて売れるから、持ち主はきちんと手入れをして売却し、更に高額な住宅へ移り住んでいきます。一方で日本では新築を建て、住宅ローンを30年前後かけて支払い、完済後に抵当権が外れて完全に自分の物になった時にはその家の資産価値はゼロ。売却しようとしても土地代でしか売れず、築年数が古すぎる場合には解体しないと売れないという状況です。

 

どちらが賢いというか、豊かな生活を実現しているのでしょうか?

一昨年あたりから、東京にて価格が上昇する中古マンションが増え始めており、購入した時よりも高く売れたという人が出てきました。立地的要素が大きいと言えますが、日本でもこれまでとは違った住まいに関する価値感を持つ人が増え始めたのかもしれません。

 

 

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(運営:株式会社スイコー)の澤口(さわぐち)でした。

 

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