建築した年で基本的な耐震性能がわかる 仙台不動産情報ライブラリーcolumn10

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリーを運営していますスイコーの澤口です。

 

本日は

建築した年で基本的な耐震性能がわかる

というタイトルで情報配信をしたいと思います。

 

 

○大地震によって改正されていく建築基準法

直近では北海道胆振東部地震にて震度7。その前には2年前の平成28年の熊本地震の2度の震度7。いつどこで大地震が発生しても不思議ではないと思うようになっている地震列島日本。大地震による大災害が発生ごとに建築基準法が改正されています。

 

 

○新耐震基準へ

 仙台市内に大きな被害が発生した1978年の宮城県沖地震によって、改正された建築基準法が1981年6月に施行され、新耐震設計法が導入されました。そして、それ以降の建物の構造を新耐震と呼び、それ以前を旧耐震と呼ぶようになりました。

 

 

○現行耐震基準へ

1995年1月阪神淡路大震災が発生しました。2000年に建築基準法等が改正されました。新耐震基準では不十分な部分が強化されたのです。地耐力に応じた基礎を特定、構造材とその場所に応じて継手・仕口の仕様を特定、耐力壁の配置にバランス計算が必要となったのです。

2000年以前の住宅には南側に日差しを入れるために窓が多い住宅が多く見られましたが、以降の建物に窓が少なくなっているのは、このような理由からです。

 

 

○さらに住宅の耐震性能への課題が

建築年が1981年以前、2000年以前なのかで住宅の基本的な耐震性の差が大きく分かれます。熊本地震では、倒壊した建物が多かったために専門家による調査と解析が進められました。先に述べた分類の他に耐震等級や直下率というキーワードでの被害の差についても検証されています。

そこでは、現行耐震基準での大きな課題が突きつけられています。また建築基準法が改正されるかもしれません。

 

 

仙台市内で活動する仙台不動産情報ライブラリー

(運営:株式会社スイコー)の澤口(さわぐち)でした。

 

 

余談

1978年の宮城県沖地震、私は中学3年生でした。自宅にひとりでいる時にガツンという縦揺れ、地鳴りが聞こえてくると共に大きな横揺れになりました。慌てて鳥カゴ3つを持って庭へ逃げ出しました。なぜ鳥カゴなのかは、鳥カゴの中で鳥(インコ・文鳥)たちがばたついていたからだと思います。無我夢中でした。揺れが収まった後に家の中を見たらテレビが数メートル離れた所に転がり、サイドボードは倒れ、足の踏み場もない状況になっていました。外へ逃げ出していなかったら間違いなくケガをしていました。そして、外を見回すと庭の見晴らしが良くなっていたのです。塀が道路側にすべて倒壊していたからです。

 

1995年、兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)において、行政からの依頼により復旧支援のため神戸市へ行きました。作業車で仙台港から名古屋港へ、高速道路にのり山陰道から明石市へ南下、そして神戸市へ入りました。須磨海岸の民宿が宿営地となり、毎朝焼け野原化した鷹取駅前から長田区を通り水道局に行って水道の復旧支援の作業指示を受けて神戸市内の家を一軒一軒回って水道の復旧作業をしました。神戸の惨状に目を覆いたくなる気持ちで作業従事です。倒壊の恐ろしさを目の当たりにしたのです。

 

そして東日本大震災。地震の怖さをこれでもかと体験しています。

 

 

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